概要
列車名の由来は、茨城県の旧国名「常陸(ひたち)」と「磐城(いわき)」(福島県東部浜通りの地域名)をひっくるめた地域名「常磐」の訓読みから。
現在ときわの名称で運行されている列車は2代目である(沿革の項目で詳述)。
沿革
歴史は「ひたち」よりも古く、1955年に快速(のちに準急→急行)として運行され、一時期「ひたち」を統合していた時期もあった。
また土曜日の下りと日曜日の上りに限り、水郡線経由矢祭山行きの急行「奥久慈」を併結(上野~水戸間)していた列車が気動車で運行され、1985年に「ひたち」に統合されるまで続いていた。
急行時代、運転距離が短いためか車両のグレードはあまり高くなく、近郊型電車の401系・403系で運転される列車もあった。
2015年3月14日に「フレッシュひたち」から名称変更する形で復活。
2020年3月14日には常磐線全通を受け、一部「ひたち」の仙台駅延伸を以て運行区間を最大で高萩までに短縮。
運行概況
東京から主に茨城県内の途中主要駅を結ぶ停車タイプの位置づけになっており、2020年現在、運行本数は上下21本である。
号数はひたちとは独立しており、50番台の号数がふられている。
基本的に上野発着が多いが、日中の7往復は品川発着で運行され、また下り「ひたち」の設定がなくなる夜間は上り「ひたち」の折り返しとして2本が品川始発で運行される。
停車駅(太字は発着駅)品川駅、東京駅、上野駅、(柏駅)、(佐貫駅)、(牛久駅)、(ひたち野うしく駅)、(荒川沖駅)、土浦駅、石岡駅、友部駅、(赤塚駅)、水戸駅、勝田駅、(東海駅)、大甕駅、常陸多賀駅、日立駅、高萩駅(、磯原駅、勿来駅、泉駅、湯本駅、いわき駅※2020年3月改正まで)
※朝の上りは柏通過(それ以外は下り1本を除き停車)、佐貫、牛久、ひたち野うしく、荒川沖、赤塚は朝の上りと夕方以降の下りのみ停車、東海は1往復のみ通過
また、「スワローあかぎ」や「ひたち」同様、新しい料金システムを採用している。