概要
福島県いわき市勿来町に所在するJR東日本常磐線の駅。また私鉄も含めて福島県内における最南端の駅でもある。
1909年に日本鉄道の駅として開業した。
この辺りは茨城県(北茨城市)との県境に近く、かつては常陸国と陸奥国を隔てる「勿来の関」が置かれていた。勿来という地名の由来になった「な来そ」は「来てはならない」を意味し、平安期の武将・源義家の名歌のひとつ
「吹く風を勿来の関と思へども道もせに散る山桜かな」
でも知られている。
駅構造
単式ホーム2面2線の地上駅。1番線は向かって左側、2番線は右側の扉が開く。
普通列車(品川・東京〜取手間は快速)のほか、特急「ひたち」の一部列車も停車する。「ひたち」の停車駅については当該記事を参照。