概要
奥羽本線の仙台支社管轄および、山形県内における最北端の駅だが、同じ山形県に所在する左沢駅と同様、難読駅として有名。下りは当駅を出ると、鳥海山系の東端を複線のトンネルでくぐって秋田県に入り、北隣の院内駅に向かう。その院内駅からは秋田支社管轄となる。
及位という地名には修験道と深い関わりがある。
かつて修験道が盛んだったころ、付近の女甑山と呼ばれる山で、修験者たちにより、険しい断崖で宙づりになって崖の横穴をのぞき込む「のぞきの行」が行われ、この「のぞきの行」の結果、高い位に及んだ修験者がいたことから名付けられた。
なお、及位集落へは1.2km南方(つまり、新庄寄り)に離れており、そちらへは真室川町営バスで「戻る」ことになる。
駅構造
相対式ホーム2面2線の地上駅で、互いのホームは跨線橋で連絡している。新庄駅管理下の無人駅。
かつて上りホームは島式で、2番線の東側に3番線もあったがのちに閉鎖され、単式ホームの1番線と合わせて、相対式ホームになった。
利用状況
2004年度の乗車人員は、1日平均20人と少ない。これは及位の中心地から離れ、駅前周辺には民家が数軒あるのみであることも影響している。