鳥海山
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ちょうかいさんまたはちょうかいざん
秋田県と山形県にまたがる火山
標高531mで「小鳥海」という愛称がある。
1060年に発生した前九年の役の最終年に、豪族の武将安部宗任を追う源氏の源義家がこの山に登り、北方にある後述の高山の鳥海山に向かって勝利を祈願し「御鳥海」と命名されたのが由来とされる。
・青森県西部に位置する火山である岩木山の3つある峰のうち、南西側にある支峰の通称。
読み方は「とりのうみやま」で、直下の旧火口には小さな池状の火口湖がある。
秋田県由利本荘市・にかほ市と山形県遊佐町・酒田市にまたがる成層火山。
標高2,236mで、出羽山地に属する。
山頂部を有する山形県にとっては最高峰であり、中腹に県境が引かれている秋田県にとっても最高地点である。
ちなみに山頂が丸々秋田県にある山としての最高峰は、秋田駒ヶ岳(標高1,637m)となる。
日本百名山のひとつに数えられる。
均衡の取れた山容と山頂に雪を被った姿が富士山に似ており、「出羽富士」、「秋田富士」、「庄内富士」などの別名で呼ばれる郷土富士である。
その姿の美しさと噴火による恐ろしさから、古来より神の山として山岳信仰の対象となっていた。
現在は信仰目的だけでなくアウトドアスポーツとしての登山も行われる。
帝国海軍の高雄型重巡洋艦鳥海や海上自衛隊のこんごう型護衛艦ちょうかい(イージス艦)、国鉄・JR東日本で運行された列車鳥海などの由来となった。
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