概要
国鉄・JR。および交通公社などの時刻表で使われていた正式な用語では、「寝台列車」とは「寝台車を主体として、全ての車両が指定制の列車」、つまり全車寝台か、わずかな両数の座席指定車を除いて寝台車の列車のみを指す用語であった。一部だけ寝台車の列車はもっと一般的な「夜行列車」というカテゴリに含められる。
殆どが客車による特急列車でありブルートレインとほぼ同義と考えてよいが、厳密にはブルートレインではない寝台列車も存在する(電車である581・583・285系、車両はブルトレ用客車と同車種だが急行列車のケース)。
近年は九州ブルトレを始め、寝台列車が次々と廃止されており、貴重な存在になりつつある。
2015年3月の寝台特急「北斗星」の定期運行廃止(8月に臨時列車も廃止)を以ってブルートレインは全廃。更に翌年には寝台特急「カシオペア」の定期運行が終了、寝台急行「はまなす」も廃止されたため、寝台車を繋いだ定期列車は寝台特急「サンライズ瀬戸」及び「サンライズ出雲」(「ノビノビ座席」は指定席扱い)を残すのみである。
一方で、JR東日本・JR西日本・JR九州の3社では「観光目的の豪華寝台列車」をコンセプトとした、管内を周遊できる寝台列車の運行を始めている。詳しくは「クルーズトレイン」の項目を参照。