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はまなす

はまなす

植物名とそれに由来する列車名・船名。本項目では列車名としての「はまなす」について説明する。
目次[非表示]
  1. 植物 → ハマナス
  2. 1.に由来するJR北海道が青森駅~札幌駅間に運行していた急行列車。本項で説明。
  3. 1.に由来する新日本海フェリーが舞鶴港~小樽港間に運航するフェリーの船名。現在運航されているのは3代目で日本の定期航路で運航されるフェリーとしては最大である。


急行「はまなす」

概要

1988年3月13日青函トンネルを含む津軽海峡線が開業すると同時に、それまでの青函連絡船深夜便の代替として運行開始。JRグループ発足後に新しく設定された数少ない急行列車であり、2012年3月のダイヤ改正で同じく急行列車のきたぐにが廃止(臨時列車化→後にこれも廃止)された事により、以降はJR最後の定期急行列車になった。

似たような(というよりもよりメジャーな)存在として「北斗星」などの「ブルートレイン」があるが、こちらは寝台特急に分類されるものであり、はまなすは「寝台車を連結しただけの夜行急行(すなわち急行の夜行列車)」である。

先述の寝台特急や夜行列車が「モータリゼーションに伴う高速道路の延伸・新幹線の開業・長距離深夜バスの台頭」などで衰退の一途を辿って行ったが、「津軽海峡に自動車専用道路が存在しない」ことから代替交通機関がより所要時間の掛かるフェリーや旅客機になってしまい、結果的にはまなすだけが夜行列車として生き長らえることとなった。

2016年春の北海道新幹線 新青森駅新函館北斗駅間開業にともない、運行終了、廃止。最終運行日は札幌発が3月20日、青森発が3月21日。

設備の特徴

「はまなす」はB寝台から座席車、簡易寝台など編成内に様々なグレードの車両が連結されていた。

B寝台

函館方の1、2号車に連結される寝台車。「はまなす」で最もグレードの高い車両。
一部は24系が連結される。増結時は1号車と2号車の間に増21号車として連結。

のびのびカーペットカー

青函連絡船の桟敷にヒントを得たカーペット敷きの簡易寝台。4号車に連結。
寝台料金不要で枕と毛布付きであることから「はまなす」で一番人気の車両。冬には電気カーペットも用意。
ただし、あくまで座席扱いなので消灯時間でも車内放送を流した(B寝台では放送がカットされる)。カーペットカーは2両しか存在しないため、車両検査などの時は連結されない場合があった

ドリームカー

いわゆる指定席。5、6号車に連結される。
キハ183系のグリーン車用座席を転用しており、リクライニング角度がより深い。シートピッチも他のグリーン車と同じ1,160mmなので比較的楽な姿勢で寝ることが可能に。
こちらも事情によって連結されない場合があった(後述の自由席車が指定席扱いで連結)。
各車両の函館方にミニラウンジが存在。

自由席

3号車と7号車に連結される、ごく普通のリクライニング座席車。
状況に合わせて増結される一方、繁忙期には自由席を狙って多くの人がホームに列を作るため高確率で座席が埋まった。

編成表(一例)

函館← →札幌・青森

1号車増21号車※12号車3号車4号車5号車6号車7号車
B寝台B寝台B寝台自由席カーペットカードリームカードリームカー自由席
函館で機関車交換をする他、進行方向が変わる。

※1:寝台車増結時のみ。また、8号車以降に自由席が適宜増結。
※2:1号車の先にマヤ34形が連結されることも。

考察

様々な設備を持つ客車列車だけにどの車両も予備がほぼないのが悩みの種であり、前述の通り車両検査になると本来とは違う設備の車両(ほとんどが普通座席車)に当たって乗客をガッカリさせることもあったようだ。ちなみに1号車には基本的に給電エンジンを搭載するスハネフ14 550が連結されるが、こちらも予備車がないため検査時にはオハネフ25を連結した。この場合電源がなくなってしまうのでスハフ14 550を電源代用車として函館形先頭に連結して編成を仕立てている(電源代用車は締切扱でその旨の張り紙がドアに貼られた)。
一方で増結には臨機応変であり航空便の欠航で急遽増結を決めた例もあるなど、限られた両数の中で客車の長所を遺憾なく発揮する列車であったとも言えよう。

関連イラスト

はまなすに乗って

はまなす



関連項目

JR北海道 北斗星 北斗 ED79 DD51 14系 急行 津軽海峡線

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