曖昧さ回避
1:ロシア極東部(沿海州)ハバロフスク地方、オホータ川下流の海沿いの町。オホーツク海の由来。
2:北海道北東部のオホーツク総合振興局のこと。網走市・北見市・紋別市・知床などがある。支庁改編前は「網走支庁」だった。
3:日本国有鉄道ならびにJR北海道が運行している特急列車。本記事で説明。ここでは大雪も扱う。
特急「オホーツク」「大雪」
オホーツク | 大雪 | |
---|---|---|
運行区間 | 札幌-網走 | 旭川~網走 |
運行路線 | 函館本線/石北本線 | 石北本線 |
車両 | キハ283系(苗穂運転所) | 同左 |
由来 | オホーツク海 | 大雪山 |
石北本線経由で札幌・旭川から網走方面を結ぶ特急列車。途中の遠軽でスイッチバックを行う。冬季には同区間で「流氷特急オホーツクの風」が運行されている。
なお、後述するが現在の大雪は2代目である。
沿革
「オホーツク」は1959年に旭川~網走間の準急として運行を開始した、北海道では歴史のある列車である。翌年より札幌発着に延長されて、1961年から急行(1968年から1972年までは名寄本線経由の列車だった)、1972年からキハ80系の特急となり現在の運転区間となった。1985年にキハ183系が運行開始となり、車種変更。
「大雪(たいせつ)」は1951年に札幌~網走間の急行列車1往復に列車愛称を設定したことに始まる。1968年の「ヨンサントオ」の改正の時に石北本線の急行列車すべてを「大雪」に統合。のち1986年までに特急昇格や愛称変更などにより夜行列車以外は消滅。最後まで残った夜行列車1往復は1992年に「オホーツク」に統合され廃止となった。その後、2017年に特急「オホーツク」の4往復のうち2往復について運転区間を旭川~網走間に縮小し、「大雪」に名称変更した(車両は変更なし)。なお、大雪は旭川で特急「ライラック」に接続している。
- 2021年3月のダイヤ改正で大雪は臨時列車扱いとなり、全便が閑散日に曜日運休するダイヤに変更された。
- 2023年3月のダイヤ改正では、オホーツク・大雪の使用車両がキハ183系(グリーン車あり・4両)からキハ283系(モノクラス編成・3両)へ変更された。
停車駅
札幌駅 - 岩見沢駅 - (美唄駅) - (砂川駅) - 滝川駅 - 深川駅 - 旭川駅 - 〈安足間駅〉 - 上川駅 - (白滝駅) - (丸瀬布駅) - 遠軽駅 - 生田原駅 - 留辺蘂駅 - 北見駅 - 美幌駅 - 女満別駅 - 網走駅
- オホーツクは2号が美唄駅・砂川駅を通過するほかは、全列車が記載駅全てに停車する。
- 白滝駅は大雪4号が停車、丸瀬布駅は大雪4号を除き全ての列車が停車。
- 安足間駅はオホーツク2号のみが運転停車し、オホーツク1号の交換通過待ちを当駅で行う。
関連タグ
大雪 スーパーカムイ・カムイ・ライラック
スーパー宗谷・宗谷・サロベツ
JR北海道 列車愛称 特急
キハ183系 キハ283系