概要
京都駅・大阪駅~鳥取駅・倉吉駅間をJR京都・神戸・智頭急行線経由で結ぶ特急列車。京阪神から鳥取県に向かう再速達の列車であり、所謂「陰陽連絡路線」として重要な役割を担っている。姫路駅では新幹線「のぞみ」と接続。
出発地と目的地が重複する特急に播但線経由の「はまかぜ」があるが、智頭急行線の線形の良さと振り子機能を生かした高速走行のおかげで、こちらの方が所要時間が短い。
また、かつて同区間を山陰本線経由で運転していた特急「あさしお」に対しては、走行距離が約20km長いものの逆に所要時間は約1時間短い。
1994年12月3日、智頭急行開業と同時に運転開始。以来同社所有のHOT7000系気動車により運行されている。かつてはJR西日本所有のキハ181系による「はくと」も運行されていたが、1997年11月のダイヤ改正で車種統一、「スーパーはくと」化された。
普段は5両編成で運行しているが、繁忙期は1両増結して6両編成で運行する。6両編成時の号車番号は割り振り方が少々変わっており、「1」「2」「増2」「3」「4(半室グリーン車)」「5」という編成になる。
- トイレは男子小用+温水洗浄便座付き洋式の車両とバリアフリー対応温水洗浄便座付き洋式の車両がある。
- 夜間に運転される最終鳥取行きは神戸・西明石・加古川にも停車し、この時間帯の「はまかぜ」「らくラクはりま」と共に大阪から姫路方面の帰宅時間帯の需要も担っている。
- デビュー当初は自由席も設定されていたが、2024年3月改正で全車指定席化。
- 智頭急行の主要株主である鳥取県は、利用客増加を見込んで列車の増発を要請。2024年3月改正で7往復→8往復(※臨時列車含む)になる代わりに、車両のやり繰りの関係で大阪発着6往復・京都発着2往復体制に変わった。
停車駅
京都駅 - 新大阪駅 - 大阪駅 - 三ノ宮駅 -(神戸駅)- 明石駅 -(西明石駅)-(加古川駅)- 姫路駅 - 上郡駅 - 佐用駅 - 大原駅 - 智頭駅 - 郡家駅 - 鳥取駅 - 倉吉駅
()内の駅は最終鳥取行きが停車