概要
当特急の「きのさき」という愛称は国鉄時代から使われており、現在の特急「きのさき」は定期列車としては2代目になる。ちなみに初代急行「きのさき」は急行「丹後」に吸収(後述)され、急行「丹後」は最終的に特急「あさしお」になり、特急「あさしお」は特急「きのさき」になっている。
準急・急行時代
1962年3月に京都駅~福知山駅・城崎駅間に設定され気動車準急が初見。この列車は1966年3月に急行に格上げされたが、1968年10月に急行「丹後」へ吸収され廃止された。
32年後の1990年12月、大阪駅~城崎駅間の臨時急行として「きのさき」の名称が復活し1995年まで運行された。
特急時代
データ
※きのさき16号、9号の一往復のみ
京都発着で運行される山陰本線の特急のひとつで、福知山駅発着と豊岡駅方面の列車がこの名称で使用されている。
一部は京都駅~綾部駅間を特急「まいづる」と併結して運行する。
概要
1996年3月、山陰本線園部駅~福知山駅間の電化が完成し、これまでの気動車特急「あさしお」の城崎以西の区間を廃止し電車化する形で、「はしだて」/「たんば」とともに京都駅~城崎駅(→城崎温泉駅)間で運行開始。車両は485系を直流化した183系を使用。
2013年3月、183系の運用終了。
2015年10月、381系の運用が289系に置き換えられる。
2016年、289系の運用がいったん終了。
2018年、289系の運用が復活。
2022年、全車指定席化。
車両については電車のみであるが、臨時列車では気動車のキハ181系が使用されたこともあった。
停車駅
京都駅 - 二条駅 - (嵯峨嵐山駅) -亀岡駅 - 園部駅 - (日吉駅) - 綾部駅 - 福知山駅 - 和田山駅 - 八鹿駅 - 江原駅 - 豊岡駅 - 城崎温泉駅
嵯峨嵐山駅は春季及び秋季に混雑緩和のため午前中に福知山方面、午後に京都方面の一部が臨時停車*
日吉駅は一部の列車が停車*