概要
京都府京都市にあるJR西日本嵯峨野線(山陰本線)と京都市営地下鉄東西線の駅。駅名は旧二条通を由来としている。
1897年に山陰本線の前身にあたる京都鉄道の同駅から嵯峨駅までが開業したと同時に開業。駅舎には同社の本社があった。
京都鉄道本社を兼ねた国鉄/JRの旧駅舎は1990年の高架化工事時に東側に15m移設され、1996年の高架化の際に梅小路蒸気機関車館(現:京都鉄道博物館)に移転保存されている。
この駅舎は当時現役最古の駅舎と言われていたが、武豊線の亀崎駅が1886年の開業時の駅舎を現役で使用しており誤りである。
1972年までは京都市電が駅前の千本通を走っていて二条駅前の停留所も存在した。
駅構造
JR西日本(JR-E04)
島式1面2線の高架駅。特急・快速列車が停車。
地上時代は島式ホームと相対式ホームの2面3線で更に駅舎に面したホームと反対のホームの間に追い越し線が、駅舎横に貨物線があり、駅舎と反対側にも貨物駅と貨物線があった。また日本食糧倉庫などへの引き込み線が伸びていた。
高架化に伴いこれらの貨物線は撤去され、跡地は再開発されて立命館大学や映画館などが建てられている。
これだけの規模の駅だったが昼間普通が3時間ほど来ないなどダイヤは今に比べてまばらな時期が長かったため、住民や観光客は上記の市電や市バスを使うことが多かった。
また東側にしか出入口がなかったため利用の観点では不便だった。
国鉄末期の1980年代前半ごろにこの貨物線に運用を離脱した583系が大量に留置されていた。「電車でGO!」の山陰本線は旧線時代末期を再現しているため駅構内に583系が留置されているが、当時の事情を知らないプレイヤーは非電化の山陰本線に大量の583系が留置されている光景に驚いたという。
ちなみに初級ダイヤでは嵯峨嵐山駅から丹波口駅までが省略されているため見ることができず、上級ダイヤが実装されていないPS版では「プロフェッショナル仕様」でのみ見ることができる。
ちなみに留置されていた583系の一部は715系に改造されているが、こちらも「プロフェッショナル仕様」で猛威を振るう同作ファンにとって印象深い車両である。
京都市営地下鉄(T15)
島式1面2線の地下駅である。1997年の路線開業時は終点だった。
利用状況
近況
JR西日本
京都市営地下鉄
- 2023年(令和5年)度の1日平均乗降人員は、20,408人である。
年度別利用状況比較表
事業者名 | JR西日本 | 京都市営地下鉄 | |
---|---|---|---|
年度 | 乗車人員 | 乗降人員 | 乗降人員 |
2008年(平成20年)度 | 11,595人 | 23,189人 | 17,120人 |
2009年(平成21年)度 | 11,490人 | 22,981人 | 16,582人 |
2010年(平成22年)度 | 11,734人 | 23,468人 | 16,557人 |
2011年(平成23年)度 | 11,956人 | 23,912人 | 16,563人 |
2012年(平成24年)度 | 12,337人 | 24,674人 | 17,033人 |
2013年(平成25年)度 | 12,682人 | 25,364人 | 17,166人 |
2014年(平成26年)度 | 12,805人 | 25,611人 | 17,947人 |
2015年(平成27年)度 | 13,208人 | 26,415人 | 18,767人 |
2016年(平成28年)度 | 13,496人 | 26,992人 | 19,471人 |
2017年(平成29年)度 | 13,748人 | 27,496人 | 20,048人 |
2018年(平成30年)度 | 13,652人 | 27,304人 | 20,792人 |
2019年(令和元年)度 | 13,617人 | 27,235人 | 20,901人 |
2020年(令和2年)度 | 9,962人 | 19,923人 | 14,144人 |
2021年(令和3年)度 | 10,822人 | 21,644人 | 15,474人 |
2022年(令和4年)度 | 11,984人 | 23,968人 | 17,894人 |
2023年(令和5年)度 | 20,408人 |
隣の駅
関連項目
山陰本線 JR西日本 京都市営地下鉄東西線 京都市営地下鉄 駅