概要
日本の中で歴史の古い大学は、幕末や明治期にかけて有志の人が開いた私塾を元にしているところが多い。
慶応義塾大学に福沢諭吉がおり、同志社に新島襄がおり、早稲田に大隈重信がいたように、立命館はお公家さんであり元老の西園寺公望の開いた私塾立命館がルーツである。
そのため、大学では今も西園寺関連の施設が存在する。
大学名は、儒教の思想書である『孟子』の一遍『盡心上』からとられている。
京都キャンパスには文系学部、草津キャンパスには理系学部が集中。
21世紀の本学は関西の私学で最も学生数の多いマンモス大学となっており、それゆえに学生等の不祥事の報道も目立つが、当の学生にとってみると、学生数が多いので同胞意識すらないことが多い。
伝統的な校風としては庶民派というのがあり、冷戦時期には日本共産党の影響も強く、同志社などの関西で勉強ができるボンボンが集うブルジョワ私学と比べると学費の安さや精神文化などで庶民的なカラーを強く持っていたことで有名だった。
しかし20世紀終盤、バブルがはじけて少し経つと金儲け路線に転向、大規模な組織再編や学部新設による荒稼ぎ、就職予備校化など株式会社立命館と揶揄されるほどビジネス路線に突っ走り、アカデミックな教授民主主義はどこへやら、典型的な経営層が物を言う営利組織となり、独立心も学問も反骨心も知性も経営の二の次となった。
時々私学経営のお手本としてほめそやす提灯記事も存在するが、社会の基層人材を育てる高等教育機関をビジネス化するのは褒められたものではなく、批判的に受け取るのが肝要である。
入試方法が非常に煩雑な大学で知られているが、これは上記の営利路線で、出願方法を細分化することで偏差値を統計的な手法で引き上げるマジックである。
「Rits」という略称をプッシュしているが、そのおかげで「ナビスコ大学」などと揶揄されることも。
余談
テレビ番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」の優勝者を5人も輩出した事で知られており、また前人未踏の3連覇も記録していることからクイズ界では強豪校と目された時期もあった。
主な卒業生
- 古谷経衡
- レイザーラモンRG
- 納谷六朗
- 長門裕之
- 大空直美
- 植木雄一郎
- 有田芳生
- 棚橋弘至
- ばんばひろふみ
- 古田敦也
- 倉木麻衣
- 赤松真人
- 宇野常寛
- サバンナ(高橋茂雄・八木真澄のお笑いコンビ。二人とも立命館中学校⇒立命館高等学校(共に附属校)から立命館大学卒業)
- 近藤祐司
中退
外部リンク
以下は立命館大のアメフトチーム『立命館大学パンサーズ』関係のリンク
関連タグ
飯田和敏(映像学部インタラクティブ映像学科教授)