概要
京都市と舞鶴市を結ぶ特急列車で、列車名はもちろん行き先地の舞鶴から。287系の種別幕や183系のトレインマークはレンガ色で、舞鶴港の赤レンガ倉庫に由来する。関西圏のJR特急では唯一同じ都道府県内(京都府)で完結する列車である。
全列車とも京都駅~綾部駅間は福知山駅(城崎温泉駅/天橋立駅)方面発着の特急「きのさき」/「はしだて」と併結運転を行う。
JR西日本の直流電化区間のみの運行だが、運用の都合で京都丹後鉄道の気動車による列車も設定されている。
運行間隔は約2時間に1本。
沿革
1996年以前は特急「あさしお」や急行「丹後」が舞鶴線を走っていたが「きのさき」誕生で一旦は廃止。
しかし、1999年の舞鶴線電化に伴い「まいづる」が183系で新設された。
当時は「きのさき」/「はしだて」/「たんば(現・「きのさき」)」と共通の編成を使用して単独で運行されていたが、北陸方面からの余剰車が転用されたことにより2003年からは併結運行に変更。モノクラスの3両編成となった。
「まいづる」が新設された1999年ダイヤ改正ではそれまでは大阪発着で運行されていた北近畿タンゴ鉄道(現・京都丹後鉄道)車両の「タンゴディスカバリー」(KTR8000形)が京都発着に変更され、舞鶴線経由で運行されるようになった。
この当時は宮津方面と東舞鶴方面を西舞鶴駅で分割併合していたが、後に宮津方面が福知山経由に変更されて分割併合はJR車と同じく綾部駅となった。
2011年のダイヤ改正で287系が用いられ、JR車・KTR車問わず「まいづる」の列車名で運行するようになった。