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287系

にひゃくはちじゅうななけい

JR西日本が運用する特急形電車。山陰本線・福知山線系統、紀勢本線系統で活躍。
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諸元編集

営業最高速度130km/h
起動加速度1.6km/h/s
減速度4.6km/h/s(常用最大),5.2km/h/s(非常)
歯車比17:96=1:5.65
駆動方式平行カルダン駆動・歯車継手方式
制御方式2レベル電圧形PWMインバータによるVVVF・ベクトル制御
  • WPC15A-G2(-M/S)
制動方式回生併用電気指令式空気ブレーキ・台車制御
台車軸梁式軸箱支持ボルスタレス台車
  • WDT67(動力台車)
  • WTR249・WTR249A(付随台車)
製造所近畿車輛川崎重工業

概要編集

JR西日本2011年より運用している直流特急形電車683系4000番台をベースに設計され、老朽化した183系381系の代替目的として量産された。

321系225系と同様の「0.5Mシステム」による全車電動車で、グリーン席・普通席合造車は初の「クモロハ」となった(クモロハ286形)。


2010年~2011年度にかけて福知山電車区に46両(4両編成×7本と3両編成×6本)が投入され、2011年3月のダイヤ改正から「こうのとり」「はしだて」「きのさき」「まいづる」で運行を開始。4両編成は「こうのとり」「はしだて」「きのさき」、3両編成は「こうのとり」の増結と「まいづる」での運用であるが、このうち「こうのとり」の運用は後に登場した289系がその大半を担当するようになり、287系は2往復で使われている。

さらに2011年〜2012年度にかけて吹田総合車両所日根野支所に51両(6両編成×6本と3両編成×5本)が投入され、2012年3月のダイヤ改正から「くろしお」で運行を開始した。新宮駅発着列車を中心に運用され、3両編成は波動用編成として多客期に新大阪駅白浜駅間で増結運転される。


使用列車編集

福知山所属編集

6両編成×6本(HC601〜HC606)と3両編成×5本(HC631〜HC635)が在籍。



日根野所属編集

4両編成×7本(FA01〜FA07)と3両編成×6本(FC01〜FC06)が在籍。



エピソード編集

パンダくろしお

  • 日根野所属のHC605編成・HC601編成・HC604編成(6両編成3本)については、それぞれ2017年(HC605編成)・2019年(HC601編成)・2020年(HC604編成)よりアドベンチャーワールドのラッピング仕様となった。
  • 福知山所属の付属編成が不足気味なため、足りないときには日根野所属の編成が貸し出され混色になることも。
  • 2022年3月12日ダイヤ変更で本形式を使う特急列車が全て全車指定席とされた為、キハ189系に続いて本系列及び283系289系も自由席特急券で乗車出来なくなった。
    • 後に他方面の列車でも全車指定席化が進み、681系683系381系もそうなった。
    • 2024年現在、「はるか」用271系で自由席が残っている。基本設計は本形式がベースで、多少の相違点に目を瞑れば自由席利用で本形式とほぼ同じ内装をエンジョイする機会は残されている。
  • 列車名の愛称表示に使われているフォントおよび幕の色はそれまでの183系・381系のトレインマークを踏襲しており、廃止された「たんば」「文殊」の幕も入っている(「こうのとり」は「北近畿」を踏襲しているが、実は「北近畿」も入っている)。

関連イラスト編集

JR西日本287系電車JR西日本最新鋭特急車両287系


関連タグ編集

JR西日本 特急 683系 289系 271系 特急形電車

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