JR宝塚線
じぇいあーるたからづかせん
JR西日本の路線愛称。アーバンネットワーク(大阪近郊路線群)の一環をなす。
大阪駅(大阪府大阪市北区)~篠山口駅(兵庫県篠山市)間の電車運転系統にこの愛称が付与されている。なお、正式の路線名称としては大阪駅から尼崎駅(兵庫県尼崎市)までが東海道本線、尼崎駅以北が福知山線となる。
阪急電鉄宝塚線との区別の為、「JR」までが正式名称となっている。
両者の関係は国鉄時代は一時間に一本程度の運転だったこともあり、阪急の一人勝ちだったが、全線複線電化を達成し、阪急と遜色のない運転本数を確保したこともあり、かつてのように、宝塚以北からの大阪方面への乗客が宝塚駅でわざわざ阪急と乗り換える光景はなくなりつつある。
川西池田以南は両線の間を大阪空港が挟む形で存在しており、池田市や豊中市は阪急宝塚線、伊丹市や尼崎市などはJR(と阪急伊丹線)で住み分けが出来ている。
尚、伊丹駅~大阪空港間に空港アクセス路線が計画されており、「ひょうご21世紀交通ビジョン」の中に盛り込まれている。
が、計画は進んでいない。
尚、2025年(令和7年)4月1日より尼崎駅~新三田駅間は電車特定区間に編入予定になった。
大阪駅発着・JR京都線方面系統と尼崎からJR東西線に入る系統の2つが運行されている。
日中は大阪駅発着は「快速」「丹波路快速」「区間快速」「普通」として運行され、普通の殆どがJR京都線に直通し高槻発着となる。大阪駅発着の区間快速は快速・丹波路快速に代わって10〜15時台に設定されており、川西池田駅以北が各駅停車となる。またJR東西線直通列車は区間快速として運行され、塚口で折り返す形態。
朝夕は後述の福知山発着丹波路快速以外にも、東西線直通の運行範囲が伸びたり、高槻行き普通が京都行きになったりする。かつては滋賀県内まで足を伸ばす列車があったが、2016年3月26日改正で堅田行きが廃止されて全廃された。
快速列車
大阪駅発着
大阪駅を発着する快速列車は「丹波路快速」「快速」「区間快速」の3種類。
「丹波路快速」「快速」の停車駅は両者とも同じであるが、以下のように区別される。
●…停車 レ…通過
駅番号 | 駅名 | 丹波路快速 | 快速 | 区間快速 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
JR-G47 | 大阪 | ● | ● | ● | JR京都線、JR神戸線、大阪環状線、大阪市営地下鉄各線、阪急電鉄各線、阪神電気鉄道本線乗り換え |
JR-G48 | 塚本 | レ | レ | レ | ※大阪発着の普通は通過(※例外有り)、高槻・京都方面直通の普通は停車。 |
JR-G49 | 尼崎 | ● | ● | ● | JR神戸線、JR東西線乗り換え |
JR-G50 | 塚口 | レ | ※ | ※ | ※当駅折り返しのJR東西線・片町線(学研都市線)系統快速のみ停車。 |
JR-G51 | 猪名寺 | レ | レ | レ | |
JR-G52 | 伊丹 | ● | ● | ● | |
JR-G53 | 北伊丹 | レ | レ | レ | |
JR-G54 | 川西池田 | ● | ● | ● | 阪急宝塚線・能勢電鉄妙見線乗り換え(川西能勢口駅) |
JR-G55 | 中山寺 | ● | ● | ● | |
JR-G56 | 宝塚 | ● | ● | ● | 阪急宝塚線及び今津線の乗り換え |
JR-G57 | 生瀬 | レ | レ | ● | |
JR-G58 | 西宮名塩 | ● | ● | ● | |
JR-G59 | 武田尾 | レ | レ | ● | |
JR-G60 | 道場 | レ | レ | ● | |
JR-G61 | 三田 | ● | ● | ● | 神戸電鉄三田線乗り換え |
JR-G62 | 新三田 | ● | ● | ● | |
JR-G63 | 広野 | ● | ● | ● | |
JR-G64 | 相野 | ● | ● | ● | |
JR-G65 | 藍本 | ● | ● | ● | |
JR-G66 | 草野 | ● | ● | ● | |
JR-G67 | 古市 | ● | ● | ● | |
JR-G68 | 南矢代 | ● | ● | ● | |
JR-G69 | 篠山口 | ● | ● | ● | 福知山線福知山方面へ一部直通 |
※2020年3月14日から土休日夜1本のみ塚本にも停車する大阪行が設定されており、列車番号は「C」表記。普通電車の塚本停車/通過は列車番号の後ろのアルファベット表記で判別可能で、停車は「C」、通過は「M」となっている。