曖昧さ回避
概要
大阪出でゝ右左
菜種ならざる畑もなし
神崎川のながれのみ
淺黄にゆくぞ美しき
神崎よりはのりかへて
ゆあみにのぼる有馬山
酒の産地もとほるなり
(『鉄道唱歌』第一集「東海道篇」六十番・六十一番)
兵庫県尼崎市に存在するJR西日本の駅。1874年(明治7年)6月1日:官設鉄道の大阪駅〜西ノ宮駅間に「神崎駅(かんざきえき)」として新設。1949年(昭和24年)1月1日に「尼崎駅」に改称された。
複数の路線が当駅で分岐する。大阪方面ではJR東西線と東海道本線(JR神戸線)大阪方面、神戸方面では東海道本線(JR神戸線)姫路方面と福知山線(JR宝塚線)、以上4方面の列車が行き交う。
改札口は東西、合計2か所。
路線愛称は方向により以下の通りに表記される。
- 三ノ宮方面:JR神戸線
- 宝塚方面:JR宝塚線
- 大阪・新大阪・高槻方面:JR京都線
- 北新地・京橋方面:JR東西線
番号
- JR神戸線:JR-A49
- JR宝塚線:JR-G49
- JR東西線:JR-H49
駅構内
島式4面8線の地上駅で、橋上駅舎がある。8番のりばの北側にホームのない待避線がある。
のりば | 路線 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | JR神戸線 | 三ノ宮・姫路方面 | 新快速・一部の快速 |
2 | 福知山線(JR宝塚線) | 宝塚・三田・福知山方面 | 新大阪発の特急「こうのとり」・大阪発の快速 |
3 | 福知山線(JR宝塚線) | 宝塚・三田方面 | JR京都線・JR東西線からの直通 |
4 | JR神戸線 | 三ノ宮・姫路方面 | 普通電車・快速 |
5・6 | JR京都線 | 大阪・新大阪・高槻方面 | 普通電車・快速 |
JR東西線 | 北新地・京橋・四条畷方面 |
| |
7 | JR宝塚線 | 大阪・新大阪行き |
|
8 | JR京都線 | 大阪・新大阪・高槻方面 | 新快速・一部の快速 |
JR神戸線の本線は、外側線が1・8番のりば、内側線が4・5番のりばである。JR宝塚線及びJR東西線の本線は2・7番のりばである。駅西方の引き上げ線は4・5番のりばにつながっている。
3・4番のりばと5・6番のりばは平日の朝ラッシュを除き、複数の路線を跨いで利用する乗客向けに対面乗り換えが可能になっている。
ホームの使われ方
- JR京都線-JR神戸線系統
- すべての新快速と朝ラッシュ時に外側線を走る快速は1・8番のりばに発着する。
- 内側線走行の快速と普通電車は4・5番のりばに発着する。朝ラッシュ時には3・6番のりばにも発着する(JR東西線の尼崎発着電車が4・5番のりばを使用する場合など)。
- 大阪-JR宝塚線系統
- 丹波路快速・快速・普通電車は2・7番のりばに発着する。朝ラッシュ時一部の大阪行きは8番のりばに発着する。大阪-当駅間は外側線を走るため、普通電車も塚本駅を通過する。
- JR京都線-JR宝塚線系統・JR東西線-JR神戸線系統
- JR京都線-JR宝塚線系統の普通電車は3・6番のりば、JR東西線-JR神戸線系統の普通電車は4・5番のりばに発着し、相互接続を行う。大阪寄りのポイントで平面交差するため、大阪寄りでの同時発着はできない。宝塚・三ノ宮寄りでは同時発着が可能。
- JR東西線-JR宝塚線系統
- 快速・区間快速・普通電車は3・6番のりばに発着し、JR京都線-JR神戸線系統の快速・普通電車と接続する。ラッシュ時は2・7番のりばにも発着する。
- 尼崎発着
- 朝ラッシュ時に当駅止まりとなる電車は4番のりばに到着し、駅西方の引き上げ線で折り返して5番のりばから発車する。2・3番のりばに到着した場合は、配線の関係で当駅で折り返せないため、塚口駅もしくは新三田駅まで回送される。
周辺施設
北側(潮江地区)
- あまがさきキューズモール
- 阪神百貨店
- MOVIXあまがさき
- アミング潮江
- ホテルホップインアミング
- 尼崎潮江郵便局
- 尼崎中央病院
南側(長洲地区)
駅前に阪神バスなどの路線バスが乗り入れる。
利用状況
- 2023年(令和5年)度の1日平均乗車人員は43,506人である。
- 駅北側の大部分をキリンビールの工場が占めていた時期は周辺施設の発展も駅南側に限定されていた為さほど多くなかったが、工場移転後に跡地が再開発された近年は商業施設の開業が多く東西線の乗り入れも増えた影響で利用客が増加傾向にある。そういった経緯もあって、駅の南側・北側で街並みが大きく変わった様相になっている。
- 兵庫県内のJRの駅では三ノ宮駅、神戸駅、元町駅、明石駅、姫路駅に次いで多い。
年度別
年度 | 乗車人員 | 乗降人員 |
---|---|---|
2008年(平成20年)度 | 36,496人 | 72,992人 |
2009年(平成21年)度 | 38,959人 | 77,918人 |
2010年(平成22年)度 | 40,085人 | 80,170人 |
2011年(平成23年)度 | 40,679人 | 81,358人 |
2012年(平成24年)度 | 41,793人 | 83,586人 |
2013年(平成25年)度 | 42,921人 | 85,842人 |
2014年(平成26年)度 | 43,071人 | 86,142人 |
2015年(平成27年)度 | 44,125人 | 88,250人 |
2016年(平成28年)度 | 44,733人 | 89,466人 |
2017年(平成29年)度 | 45,110人 | 90,220人 |
2018年(平成30年)度 | 45,439人 | 90,878人 |
2019年(令和元年)度 | 45,927人 | 91,854人 |
2020年(令和2年)度 | 37,656人 | 75,312人 |
2021年(令和3年)度 | 38,064人 | 76,128人 |
2022年(令和4年)度 | 41,721人 | 83,442人 |
2023年(令和5年)度 | 43,506人 | 87,012人 |
隣の駅
JR神戸線 | ||||
---|---|---|---|---|
種別 | 前の駅 | 当駅 | 次の駅 | 備考 |
新快速 | 大阪駅 | 尼崎駅 | 芦屋駅 | |
快速 | 大阪駅 | 尼崎駅 | 西宮駅 | |
普通 | 塚本駅 | 尼崎駅 | 立花駅 | |
JR宝塚線 | ||||
種別 | 前の駅 | 当駅 | 次の駅 | 備考 |
| 大阪駅 | 尼崎駅 | 伊丹駅 | |
普通 | 塚本駅 | 尼崎駅 | 塚口駅 | 大阪駅始終着電車の一部は塚本駅通過 |
| ||||
種別 | 前の駅 | 当駅 | 次の駅 | 備考 |
快速 | 加島駅 | 尼崎駅 | 伊丹駅 | 塚口通過の快速 |
| 加島駅 | 尼崎駅 | 塚口駅 | 塚口発着 |
普通 | 加島駅 | 尼崎駅 | 塚口駅 | |
| ||||
種別 | 前の駅 | 当駅 | 次の駅 | 備考 |
区間快速 | 加島駅 | 尼崎駅 | 立花駅 | 当駅から立花方は普通電車 |
普通 | 加島駅 | 尼崎駅 | 立花駅 |
JR東西線の区間快速は、当駅もしくは塚口駅で折り返す場合のみ全区間区間快速で運行する。JR宝塚線猪名寺駅以北またはJR神戸線に乗り入れる電車は、当駅から塚口・立花方は普通電車として運行する(下りはJR東西線内でも)。JR宝塚線から乗り入れる上りは当駅まで快速として運転するものがある。