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概要

明治時代に子供の地理の学習のために作られた、全6集・374番からなる唱歌。鉄道の路線に沿って日本各地の地理や歴史、名産品を七五調で歌いこんでいる。

企画した出版社「昇文館」は経営状態の悪化に伴い1900年の初版発売直後に倒産してしまったが、これを買い取った三木佐助が大々的に発表(初めから三木が企画・発表したという説もある)、発表直後から軽快なメロディーと歌詞によって一気に広まり、大人の間でも人気となった。

各集に共通して、歌い始めは旅立ちを、最後には鉄道網の発達を言祝ぐ歌詞になっている。


派生として北海道の鉄道を題材にした「北海道唱歌」と作詞者・大和田建樹の地元伊予鉄道を舞台にした「伊予鉄道唱歌」があり、これをそれぞれ第6集・第7集と紹介することもある。本記事ではこれに倣い「北海道唱歌」を第6集として紹介。


実はよく知られる多梅稚のメロディ以外にも複数の作曲家によりいくつかのメロディが制作され、「好きなメロディで歌ってほしい」と宣伝されたものの、第1集から第3集、そして第5集に収録された多梅稚のメロディが最も人気が高く、実際には当該メロディが収録されなかった第4集や第6集もこのメロディで歌われることが多い。

「伊予鉄道唱歌」は前述のとおり第7集としても数えられることがあり、伊予鉄道の社歌にもなっている(1番・2番・6番を抜粋)が、こちらは田村虎蔵によるオリジナルのメロディで歌われる。


初版発行収録区間番数
1東海道篇1900年5月10日66
2山陽・九州篇1900年9月3日68
3奥州・磐城篇1900年10月13日64
4北陸篇1900年10月15日72
5関西・参宮・南海篇1900年11月3日64
6北海道篇1906年8月(南の巻)・1907年6月(北の巻)40

基本的に国鉄線だが、第5集では南海電気鉄道を題材にした部分がある。


長らく日本一長い曲とされていたが、現在は1987年に発表された「石坂まさを一人旅して─全国我が町音頭」(県別編・市町村編合わせて3355番)に記録を大幅に塗り替えられた。

一部のカラオケの機種には第一集66番をすべて歌うことができ、その曲長はなんと15分59秒!発売されたCDに収録されているものではボニージャックスが334番全集、キドブラザーズが省略せずに「伊予鉄道唱歌」を含めて399番を収録したCD集がある。


派生楽曲

大和田は「北海道唱歌」と「伊予鉄道唱歌」以外にも、大阪市電を題材にした「大阪市街電車唱歌」、南満州鉄道と大韓帝国の鉄道を題材にした「満韓鉄道唱歌」を作詞している。

昭和期には「新鉄道唱歌」という楽曲も制作されている。日本放送協会が国民歌謡として発表した「日本放送協会編」と鉄道省が歌詞を公募した「鉄道省編」の2種類がある。

また谷川俊太郎東海道新幹線の予算超過を揶揄した替え歌「新・鉄道唱歌」を作成している。


海外の替え歌

「満韓鉄道唱歌」の影響もあってか現在でも中国韓国で多梅稚の鉄道唱歌のメロディは広く伝わっている。中国では揚子江の風景を題材にした「揚子江歌」、韓国では学生啓蒙をテーマにした「学徒歌」、さらにモンゴルでも「人類」という女性解放をテーマにした曲にメロディが引用されている。

ルーツが日本の曲であることが忘れ去られているのか、北朝鮮では「反日革命歌」にメロディが引用されていたりする。


使用例

国鉄型電車の車内チャイムとして鉄道唱歌が使われることが多く、開業当初の東海道新幹線でも使用されていた。

現在は品川駅東海道線発車メロディとしても使用されている。発車メロディの最後には蒸気機関車の汽笛が流れるが、これはC57180号機のもの。

北陸新幹線JR西日本管内の駅では接近メロディとして使用されている。


フジテレビの『ポンキッキーズ』で使用されていた「汽車ポッポ鉄道どこまでも(歌:シスターラビッツ(安室奈美恵鈴木蘭々)」は鉄道を題材にした楽曲のメドレーであり、「鉄道唱歌」の1番が含まれている。

NHKでかつて放送されていた『ゆうがたクインテット』では鉄道唱歌のメロディに乗せて山手線の駅名を歌う「鉄道唱歌 山手線」のコーナーがあり、外回り・内回りの2種類が存在した。

因みに、当時は歌うとき1駅ずつずれていったが、高輪ゲートウェイ駅が開業した現在は2周で駅が戻ってくる仕様になった。

今の子どもに歌えるか心配に思える方もいるかもしれないが、高輪ゲートウェイ駅入りバージョンが「令和山手線編」として『コレナンデ商会』で放送されているので意外と守備範囲は広い。

『クインテット』出演者の宮川彬良による大阪環状線バージョンも確認されている。


この他『クレヨンしんちゃん』でも酢乙女あいのボディガードである黒磯のカラオケの十八番に、『新幹線変形ロボ_シンカリオン_THE_ANIMATION』の主人公速杉ハヤトも入浴時に歌っているが、62話では彼を励ます為に東日本指令室のメンバーの大半が動画越しで唄った。


甲鉄傳紀』シリーズの1篇「通勤大戦争」ではマーチ調アレンジされたものがBGMとして使用されている。


関連タグ

ハイケンスのセレナーデ アルプスの牧場(車内チャイム):国鉄車両の車内チャイムとして使用された楽曲。

AMBITIOUS_JAPAN!:当時の葛西敬之JR東海社長がなかにし礼に「新しい鉄道唱歌を作ってほしい」と依頼したとされている。

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