曖昧さ回避
柏原駅とは以下の三駅のことである。この記事ではそれぞれに分けて解説していく。
- かしわばら:滋賀県米原市にあるJR東海東海道本線の駅。切符の表記は「【東】柏原」
- かいばら:兵庫県丹波市にあるJR西日本福知山線の駅。切符の表記は「【福】柏原」
- かしわら:大阪府柏原市にあるJR西日本関西本線(大和路線)と、近畿日本鉄道(近鉄)道明寺線の駅。JRの切符の表記は「【関】柏原」
ちなみにかつてはしなの鉄道北しなの線の黒姫駅も柏原駅(かしわばら)を名乗っていた(1968年まで)。
また、放送ではJR東海では「番線」、JR西日本では「のりば」が使われるので、以下それに従う。
柏原駅(滋賀県)
所在地:滋賀県米原市柏原1081
1900年に国鉄の駅として開業。滋賀県の最東端に位置する。駅番号はCA80。
東海道本線では最も乗降客数が少ない駅である。
島式ホーム2面4線を持つ地上駅。大垣駅が管理する簡易委託駅。
駅構造
通常は内側の2番線・3番線にのみ旅客電車が発着する。1番線・4番線には貨物列車と工事列車が退避する。
利用状況
- 2019年(令和元年)度の1日平均乗車人員は259人である(滋賀県統計書より)。
利用状況比較表
年度 | 乗車人員 | 乗降人員 |
---|---|---|
2008年(平成20年)度 | 322人 | 644人 |
2009年(平成21年)度 | 314人 | 628人 |
2010年(平成22年)度 | 284人 | 568人 |
2011年(平成23年)度 | 267人 | 534人 |
2012年(平成24年)度 | 262人 | 524人 |
2013年(平成25年)度 | 250人 | 500人 |
2014年(平成26年)度 | 236人 | 472人 |
2015年(平成27年)度 | 256人 | 512人 |
2016年(平成28年)度 | 295人 | 590人 |
2017年(平成29年)度 | 281人 | 562人 |
2018年(平成30年)度 | 274人 | 548人 |
2019年(令和元年)度 | 259人 | 518人 |
隣の駅
基本的に岐阜〜米原間は全ての種別が各駅停車をする。
柏原駅(兵庫県)
所在地:兵庫県丹波市柏原字松ヶ端1172-1
1889年に阪鶴鉄道の駅として開業。その後、1912年に福知山線と改称し、この駅は福知山線の駅となった。
ナンバリングは、無し。
2面2線の相対式ホームを持つ。トイレは改札の外にあり、バリアフリーに対応。
篠山口駅が管理する。
元々この柏原駅はICOCAのエリア外だったため、ICカード読み取り機が無かったのだが2021年3月13日に、ICOCAが福知山線全線と、山陰本線の船岡駅〜胡麻駅までの各駅&綾部駅、和田山駅、八鹿駅、江原駅、豊岡駅、城崎温泉駅の6駅、舞鶴線の西舞鶴駅と東舞鶴駅、播但線の竹田駅と生野駅に拡大した。それに伴いこの日以降、ICカード読み取り機が導入され、ICOCA含めICカードの全てが柏原駅での使用が可能になった。
駅構造
1番のりばは上り本線、2番のりばは下り本線だが、乗客が跨線橋を渡らなくても列車に乗れるよう、上下線とも1番のりば発着が基本である。行き違う場合は、1番のりばに篠山口方面行きの列車、2番のりばに福知山方面行きの列車が停車する。
隣の駅
当駅や上下どちらの隣の駅にもナンバリングは無いが、福知山線のG区間ではある。
柏原駅(大阪府)
所在地:大阪府柏原市上市一丁目1-32
1889年に現在の関西本線の駅が大阪鉄道として開業。1899年には現在の近鉄の駅が河陽鉄道として開業、なお近鉄では最も古くに開業した駅の一つである。
ナンバリングはJRがJR-Q27、近鉄がN17。
ホームは島式ホーム2面4線に大和路線の下り(天王寺方面)通過線となっている。1番のりばは切り欠き式。
有効長は1番のりばは近鉄車両2両分、2番のりばがJR車両6両分、3・4番のりばがJR車両8両分。
駅構造
大和路線の下り(天王寺方面)と近鉄が同一ホームにある。近鉄線のホームには中間改札機が設けられ、各種ICカードを利用する際にはこれにタッチする必要がある(なお当駅、乗降車の場合は駅改札とこれの二度必要)。
近鉄大阪線堅下駅とは500メートルの距離にあり、定期券のみ近鉄柏原駅との連絡運輸が設定されており、通しの運賃での乗車が可能(普通切符は不可)。
大和路線の快速は平日朝に設定される当駅発の3本のみ3番のりばから発車し、他はすべて通過する。
利用状況
近況
JR西日本
- 2019年(令和元年)度の1日平均乗車人員は10,910人である(大阪府統計書より)。
利用状況比較表
事業者名 | JR西日本 | |
---|---|---|
年度 | 乗車人員 | 乗降人員 |
2008年(平成20年)度 | 10,959人 | 21,918人 |
2009年(平成21年)度 | 10,823人 | 21,646人 |
2010年(平成22年)度 | 10,814人 | 21,628人 |
2011年(平成23年)度 | 10,891人 | 21,782人 |
2012年(平成24年)度 | 10,943人 | 21,886人 |
2013年(平成25年)度 | 11,163人 | 22,326人 |
2014年(平成26年)度 | 10,946人 | 21,892人 |
2015年(平成27年)度 | 11,110人 | 22,220人 |
2016年(平成28年)度 | 11,096人 | 22,192人 |
2017年(平成29年)度 | 11,108人 | 22,216人 |
2018年(平成30年)度 | 11,082人 | 22,164人 |
2019年(令和元年)度 | 10,910人 | 21,820人 |
隣の駅
括弧内の文字はナンバリングを表す
JR西日本大和路線(関西本線)
近畿日本鉄道道明寺線
種別は普通のみである。
種別 | 当駅 | 上り | 備考 |
---|---|---|---|
普通 | 柏原駅(N17) | 柏原南口駅(N16) |
その他
3駅とも同一地方にあるJRの同名異音駅である。
現在、大阪駅からは福知山線の柏原駅のみ直通列車が存在。他の二つは大阪から走る列車は存在するがどちらもすべて通過する(2016年3月まで滋賀県の柏原駅に停車する大阪方面の列車が存在した)。
関連タグ
日本の同名駅一覧 滋賀県内の駅一覧 兵庫県内の駅一覧 大阪府内の駅一覧
たかつき:高槻駅(大阪府)高月駅(滋賀県) 近畿地方に複数存在するJR西日本同士の同音異字駅。敦賀(近江塩津)発着の新快速がどちらにも停車する。
くじょう:九条駅 近畿地方の奈良県(近鉄)、大阪府(OsakaMetro、阪神。同一所在地の別駅扱い)、京都府(京都市営地下鉄)の駅。4駅すべてに近鉄が乗り入れており、特に大和西大寺駅からはOsakaMetro以外の3駅に直通列車が存在する。