概要
前身は1973年に設定された、113系6両編成使用の大阪環状線・関西本線を直通運転する快速列車。国鉄民営化後の1989年、当時新型の221系6両編成を投入するのに合わせて「大和路快速」と命名された。
大阪環状線から関西本線(大和路線)奈良・加茂間を結ぶほか、関西本線・王寺から和歌山線に乗り入れ、五条・高田発着になる列車も(多層建て列車の形で)設定。2020年時点で大阪環状線〜関西本線王寺間は全列車8両編成での運行に揃えられている。
大阪環状線と関西本線とを直通して運行される列車のうち、大阪環状線内でも快速運転を行うものを大和路快速とし、大阪環状線内各駅に停車する列車は区間快速として区別されている。
- 停車駅:天王寺~福島間各駅(鶴橋・京橋・大阪経由)-西九条-弁天町-大正-新今宮-天王寺-久宝寺-王寺~加茂方面・五条方面各駅
なお、JR西日本公式では大阪環状線側の各駅停車区間を「天王寺~大阪間(鶴橋・京橋経由)」と案内しており、大阪と福島との間は通過駅が無いものの、快速運転しているものと扱われている。また大阪環状線外回り方面の列車は、大阪到着後種別表示を「普通」に変更する。