概要
奈良県北葛城郡王寺町に所在するJR大和路線(関西本線)・和歌山線(起点)と近鉄生駒線の駅。近鉄田原本線の「新王寺駅」も隣接している。
駅構造
JR西日本
JR線は3面5線のホームを有し、和歌山線へは大和路線からの直通列車も設定されている。
乗り場 | 路線 | 方向 | 方面 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 大和路線 | 上り | 奈良・木津・加茂方面 | |
和歌山線 | 下り | 高田・五条・橋本・和歌山方面 | 大和路線からの直通 | |
2・3 | 大和路線 | 下り | 天王寺・JR難波・大阪・京橋方面 | |
4 | 大和路線 | 下り | 天王寺・JR難波・大阪・京橋方面 | ラッシュ時のみ |
4・5 | 和歌山線 | 下り | 高田・五条・橋本・和歌山方面 | |
桜井線(万葉まほろば線) | 桜井・天理・奈良方面 |
近畿日本鉄道
近畿日本鉄道2路線は当駅が終点となっているが、それぞれ駅は独立しており、乗り換えの際は一度改札を出なければいけない(徒歩連絡)。なお、運賃は両線で通しで計算されるが、これは田原本線の反対側の西田原本駅と橿原線の田原本駅も同様の扱いで、生駒線から田原本線を経由して橿原線方面へ通し(一枚の切符)で行くことも可能。
駅番号は生駒線王寺駅はG28、田原本線新王寺駅はI43。
生駒線(王寺駅)
頭端式1面2線を有する地上駅。
有効長は20m4両まで対応している。
駅舎は車止め寄りに存在する。
田原本線(新王寺駅)
頭端式ホーム2面1線を持つ地上駅。
北側ホームが乗車用、南側ホームが降車用となっている。
有効長は20m3両まで対応している。
駅舎は車止め寄りにあり、改札口は1か所のみ。自動改札機が設置されている。
利用状況
JR西日本
- 2022年(令和4年)度の1日平均乗車人員は20,986人である(2022年度 移動等円滑化取組報告より)。
- 利用者が減少傾向にあるが奈良県内のJRの駅では最も多く、同県の県庁所在地であるJR奈良駅より多い。
- 又、下記にある通り「町がつく自治体」では最大の利用者を誇っている。
年度別
事業者名 | JR西日本 | |
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年度 | 乗車人員 | 乗降人員 |
2008年(平成20年)度 | 26,207人 | 52,414人 |
2009年(平成21年)度 | 25,428人 | 50,856人 |
2010年(平成22年)度 | 25,187人 | 50,374人 |
2011年(平成23年)度 | 24,980人 | 49,960人 |
2012年(平成24年)度 | 24,891人 | 49,782人 |
2013年(平成25年)度 | 24,859人 | 49,718人 |
2014年(平成26年)度 | 24,217人 | 48,434人 |
2015年(平成27年)度 | 24,404人 | 48,808人 |
2016年(平成28年)度 | 24,369人 | 48,738人 |
2017年(平成29年)度 | 24,366人 | 48,732人 |
2018年(平成30年)度 | 24,273人 | 48,546人 |
2019年(令和元年)度 | 24,076人 | 48,152人 |
2020年(令和2年)度 | 19,405人 | 38,810人 |
2021年(令和3年)度 | 19,857人 | 39,714人 |
2022年(令和4年)度 | 20,986人 | 41,972人 |
補足
利用者の数は奈良県のみならず「町がつく自治体」では最大の利用者を持つ。
ちなみに、町がつく自治体の駅で最も利用者の多い駅を私鉄のみに絞ると、東武動物公園駅(全体的に2番目。埼玉県南埼玉郡宮代町)で、次は小田急新松田駅(3番目。神奈川県足柄上郡松田町)。
乗降数は他県の県庁所在地にある和歌山駅や前橋駅などよりも遥かに多いレベルだが、その多くは近鉄とJRとの乗り換え客である(他会社との乗り換えの無い駅では上記の2位の東武動物公園駅がトップ)。