概要
所在地:奈良県奈良市東向中町29
近鉄奈良線の終着駅であり、奈良県唯一の地下駅である。
当駅は奈良市街地や奈良県庁などの官公庁、そして東大寺に最も近く、近鉄京都線からの列車も乗り入れている(元々京都線も昭和中期までは奈良電気鉄道と称され、近鉄に合併されるまでは京都・奈良間を結ぶ私鉄電車だった)。
当駅から出る電車は、竹田・京都・国際会館への京都線方面、生駒・大阪難波・尼崎・甲子園・神戸三宮への奈良線方面の2通りとなっている。
2方向への列車が出ているものの、京都市営地下鉄の10系は京都線方面、阪神電気鉄道の赤胴車(阪神9000系と阪神1000系)は奈良線方面しか行かない。
因みに利用客はJRの2倍多いが、駐車場は狭く混雑している場合が多いので、車で奈良市街地に行く際にはJR奈良駅を使うと便利である。
のりば | 有効長 | 開く扉の方向 |
---|---|---|
1・2 | 10両 | 両側 |
3 | 8両 | 両側 |
4 | 6両 | 片側 |
4番のりばの先には扱い室がある。1・2番のりばの車止めから1両分は(近鉄車両用の○1と阪神車両用の△1)には、「平日朝ラッシュの大阪難波・神戸三宮方面行き10両編成の快速急行の一番後ろは、大阪難波駅まで女性専用車両」の表示がある。
特急電車は3・4番のりば、大阪方面行きの急行と快速急行は1・2番のりばから発車することが多いが、固定されているわけではない。京都方面行きの急行は、平日は主に3・4番のりば、土曜休日は1〜4番のりばから発車する。
特急の発車を知らせる際は、ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルの「水上の音楽」第2組曲より「アラ・ホーンパイプ」が流れる。
利用状況
- 2023年(令和5年)度の1日平均乗降人員は54,783人である(近鉄 令和5年度 移動等円滑化取組報告書より)。
- JR奈良駅より約2倍多く、奈良県の駅では最も利用者が多い。
年度別
年度 | 乗降人員 |
---|---|
2008年(平成20年)度 | 69,294人 |
2009年(平成21年)度 | 68,174人 |
2010年(平成22年)度 | 68,592人 |
2011年(平成23年)度 | 63,608人 |
2012年(平成24年)度 | 63,040人 |
2013年(平成25年)度 | 62,944人 |
2014年(平成26年)度 | 61,970人 |
2015年(平成27年)度 | 64,902人 |
2016年(平成28年)度 | 66,433人 |
2017年(平成29年)度 | 67,637人 |
2018年(平成30年)度 | 66,961人 |
2019年(令和元年)度 | 65,759人 |
2020年(令和2年)度 | 41,855人 |
2021年(令和3年)度 | 42,810人 |
2022年(令和4年)度 | 49,225人 |
2023年(令和5年)度 | 54,783人 |
隣の駅
快速急行・急行・準急・区間準急・普通(京都線直通の急行・普通を含む)
新大宮駅(A27)-近鉄奈良駅(A28)
関連タグ
近鉄奈良線 近鉄京都線 阪神なんば線 (京都市営地下鉄)烏丸線
奈良駅:JRの奈良駅であり、車を止めるにはこちらが便利。