概要
竹田駅(京都府)
京都市伏見区竹田桶ノ井町にある近鉄京都線と地下鉄烏丸線の駅。近鉄奈良駅方面と烏丸線国際会館駅方面への相互直通運転を行っている。
1928年(昭和3年)11月15日 奈良電気鉄道の駅として開業 当時は城南宮前という駅名であった。
1940年 竹田駅に改称。
1963年 奈良電気鉄道が近畿日本鉄道へ合併されたことにより、奈良電気鉄道から近鉄の駅となる。
1988年6月11日 京都市営地下鉄烏丸線が京都から当駅まで延伸開業、地下鉄の竹田車庫も開設される。
これにより当駅の管理権が近畿日本鉄道から京都市交通局へと管理権の移譲が行われることになった。またこの開通と同時に近鉄の準急及び急行の停車駅へと昇格された。8月28日に相互直通運転を開始。
上記の流れを経て現在では京都市交通局が当駅を管理しており、案内表示はおおむね京都市交通局の仕様となっている。
近鉄京都線・地下鉄烏丸線乗車時の注意事項
- 京都駅以北の京都都心部(四条など)に向かう際には烏丸線を利用した方が便利である。
- 竹田駅以南の近鉄の駅から京都駅に向かう際には近鉄を使った方が便利である。誤って地下鉄京都駅で乗降してしまうと地下鉄の初乗り運賃が加算されてしまう。また地下ホームになるので地上まで上がらなければならない。なお近鉄京都駅は新幹線の京都駅ホームの下に当たる場所にあるため新幹線利用時は近鉄を使った方が良い。
- 竹田駅~京都駅の乗車の場合は烏丸線よりも近鉄線の方が運賃が安い。
- 近鉄奈良駅と国際会館駅を直通運転する急行電車の設定があるが、当駅にて近鉄京都線の普通電車と接続が行われ、乗車・乗換時の注意喚起も行われる。近鉄京都駅方面へは当駅で普通電車に乗り換える形となる。
駅構造
北側と南側に橋上駅舎がある島式ホーム2面4線の地上駅で、1・4番のりばからは近鉄京都線系統の電車が、2・3番のりばからは地下鉄烏丸線からの電車が発着する。
2・3番のりばから南側に伸びる形で烏丸線用の折り返し線が2線ある。2番のりばに到着した当駅止まりの電車は、いったんこの折り返し線に入り、折り返して3番のりばに入り国際会館行きとなる。また、2・3番のりばの北側から分岐する線路は、駅の北西にある京都市交通局竹田車庫につながっている。
烏丸線の電車は当駅発車後、直ぐに地下鉄のトンネルに入る。
1・4番のりばは電車の案内表示機や自動放送が近鉄のものとなっている。2番のりばから烏丸線→近鉄直通電車が発車するときには、京都市営地下鉄仕様の自動放送が流れ、近鉄の承認ブザーが鳴る。
利用状況
近況
近畿日本鉄道
- 2019年(令和元年)度の1日平均乗降人員は52,153人である。
京都市営地下鉄
- 2019年(令和元年)度の1日平均乗降人員は19,835人である。
- 内、1日直通人員は35,360人である。
利用状況比較表
事業者名 | 近畿日本鉄道 | 京都市営地下鉄 | |
---|---|---|---|
年度 | 乗降人員 | 乗降人員 | 直通人員 |
2008年(平成20年)度 | 48,033人 | 17,304人 | 30,413人 |
2009年(平成21年)度 | 48,060人 | 16,998人 | 30,800人 |
2010年(平成22年)度 | 47,907人 | 16,820人 | 30,797人 |
2011年(平成23年)度 | 47,671人 | 17,028人 | 30,848人 |
2012年(平成24年)度 | 47,627人 | 17,202人 | 31,121人 |
2013年(平成25年)度 | 48,279人 | 17,806人 | 31,328人 |
2014年(平成26年)度 | 47,096人 | 18,385人 | 31,757人 |
2015年(平成27年)度 | 48,393人 | 18,694人 | 31,888人 |
2016年(平成28年)度 | 49,342人 | 19,192人 | 32,457人 |
2017年(平成29年)度 | 50,553人 | 19,238人 | 32,509人 |
2018年(平成30年)度 | 51,255人 | 19,268人 | 33,232人 |
2019年(令和元年)度 | 52,153人 | 19,835人 | 35,360人 |
隣の駅
近畿日本鉄道 | ||||
---|---|---|---|---|
京都線 | ||||
種別 | 前の駅 | 当駅 | 次の駅 | 備考 |
| 東寺駅 | 竹田駅 | 近鉄丹波橋駅 | |
普通 | 上鳥羽口駅 | 竹田駅 | 伏見駅 | |
京都市営地下鉄 | ||||
烏丸線 | ||||
種別 | 前の駅 | 当駅 | 次の駅 | 備考 |
急行 | くいな橋駅 | 竹田駅 | 近鉄丹波橋駅 | |
普通 | くいな橋駅 | 竹田駅 | 伏見駅 |
竹田駅(兵庫県)
兵庫県朝来市和田山町竹田字中町西側にあるJR西日本播但線の駅。
1906年(明治39年)に播但線の全通と共に開業した。
竹田城址の最寄り駅である。山城であり、駅舎の背後の山の頂上部分(標高353m)が城址の場所に当たる。
国鉄時代には急行も停車していたが民営化前後は交換可能な小駅の1つに過ぎなかった。
これが変化したのは2010年代前半の100名城ブームにより竹田城址が「天空の城」として知名度が上がり始めたことによる。これにより乗降客が増加傾向になり、2013年からの特急「はまかぜ」停車へと繋がった。
また、前述の竹田城址観光需要からか2021年3月13日まで長谷~和田山間の播但線北側の駅において終点駅すら差し置いて唯一ICOCAが利用可能な駅であった。
現在のダイヤでは特急「はまかぜ」のうち、1号・4号が通年停車するほか、竹田城址の開山時期には3号・6号が臨時停車する。
駅構造
単式ホーム2面2線の地上駅で列車の行き違いが可能。かつては島式と単式の複合型2面3線のホームがあったが、中央にあった線路が撤去され、2面2線となっている。線路はY字型に分岐しており、ホームは上下線別にある。
開業以来の木造瓦葺きの駅舎が使われている。もともと単式だった寺前方面行きのりばにあり、和田山行きのりばへは跨線橋でつながる。福崎駅が管理する簡易委託駅(朝来市のシルバーセンターが受託している)なので早朝と夕方以降は無人。
撤去された中央の線路はのりば番号にはカウントされない。
関連タグ
竹田駅(京都府)
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