概要
JR西日本と和歌山電鐵が共同使用している。地元では同市内にある南海電気鉄道の和歌山市駅と区別するため、当駅を「和駅」(わえき)、和歌山市駅を「市駅」(しえき)と通称で呼び分けている。
JR西日本の駅は紀勢本線所属で、阪和線と和歌山線の終点となっている。ただし紀勢線は、新宮駅-当駅間の「きのくに線」と当駅-和歌山市駅間に系統が分かれている。きのくに線と阪和線で直通運転されている。駅長配置駅であり。紀勢線の下津駅-紀和駅間の各駅、阪和線の紀伊中ノ島駅、和歌山線の紀伊小倉駅-田井ノ瀬駅間の各駅を管轄する。
なお、元々は東和歌山駅といい、一つとなりの紀和駅がかつて和歌山駅と名乗っていた。和歌山市駅や東和歌山駅が南海や紀勢線、阪和線、和歌山線の乗り換えターミナルとして栄える一方で先代和歌山駅は中心駅の立場を完全に取られてしまい、最終的には和歌山駅の名前を譲ることになってしまったという経緯がある。
駅構造
JR西日本
4面8線の地上駅で、1~5・7~8番のりばを使用する。
単式ホームである1番のりばは新大阪方面の特急「くろしお」が使用している。
阪和線の駅番号はJR-R54。
のりば | 路線 | 方面 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 特急くろしお | 天王寺・新大阪・京都方面 | |
2・3 | 阪和線 | 日根野・鳳・天王寺・関西空港方面 | |
4・5 | きのくに線 | 御坊・紀伊田辺・白浜・新宮方面 | 阪和線からの直通を含む |
阪和線 | 日根野・鳳・天王寺・関西空港方面 | ||
7 | 和歌山線 | 粉川・橋本・五条・王寺方面 | |
8 | 紀勢線 | 和歌山市方面 |
和歌山電鐵
単式1面1線の地上駅。JRの駅からは地下道のみでつながっており、利用には中間改札を通らなければならない。
駅番号は01。
元々は南海電気鉄道の路線だったが、2006年(平成18年)に和歌山電鐵へ移管・路線継承。以後、和歌山電鐵の路線となる。
利用状況
- 2015年度の乗車人員は、19,393人である。
年度 | 乗車人員 |
---|---|
2008年度 | 20,026人 |
2009年度 | 20,013人 |
2010年度 | 19,733人 |
2011年度 | 19,905人 |
2012年度 | 19,179人 |
2013年度 | 19,656人 |
2014年度 | 18,982人 |
2015年度 | 19,393人 |