概要
1923年(大正12年)3月21日開設。
そして、近鉄田原本線西田原本駅(約200m程西)への乗り換え指定駅となっており、運賃も一括になる特例が適用されている。また反対側の新王寺駅も同様に近鉄生駒線の王寺駅との乗り換え指定駅となっており、樫原線方面から田原本線を経由して生駒線方面への通しの切符で購入も可能。
なお、読みは「たわらもと」であり、田原本線の駅も同様に「にしたわらもと」なので読み間違えに要注意。
駅構造
田原本駅
奈良県磯城郡田原本町戎通3丁目171
相対式ホーム2面2線の地上駅。天理駅が管理する。
駅番号はB36。
ホーム有効長は6両。
駅舎は東側(橿原神宮前方面)、西側(大和西大寺方面)にそれぞれが両ホームに行くには地下道を使う必要がある。ただしエレベーターはない。
なお、西田原本駅へは西側駅舎を使った方が便利。田原本駅橿原神宮前方面行きホームと西田原本駅の間を車いすで利用する場合は、東側の改札を経て橿原線の踏切を渡る必要がある。
※1番のりば・2番のりばともに「大阪難波・尼崎・神戸三宮」と行き先案内標に表記され、1番のりばから大和八木経由、2番のりばから大和西大寺経由で、大阪難波・阪神なんば線方面に行くことができる。大和西大寺経由のほうが早い。なお、布施以西に向かう場合は運賃特例があるので、どちらを経由しても運賃は変わらない。
利用状況
- 2019年(令和元年)度の1日平均乗降人員は9,489人である(奈良県統計書より)。
年度
年度 | 乗降人員 |
---|---|
2008年(平成20年)度 | 9,787人 |
2009年(平成21年)度 | 9,498人 |
2010年(平成22年)度 | 9,506人 |
2011年(平成23年)度 | 9,461人 |
2012年(平成24年)度 | 9,512人 |
2013年(平成25年)度 | 9,776人 |
2014年(平成26年)度 | 9,460人 |
2015年(平成27年)度 | 9,495人 |
2016年(平成28年)度 | 9,438人 |
2017年(平成29年)度 | 9,498人 |
2018年(平成30年)度 | 9,508人 |
2019年(令和元年)度 | 9,489人 |
西田原本駅
奈良県磯城郡田原本町殿町202-2
島式ホーム1面2線の地上駅。王寺駅が管理する。田原本線ではこの駅と新王寺駅のみが有人駅である。
田原本線運用に入る車両は当駅付近の連絡線を使って橿原線から回送される。3両編成が発着。
駅番号はI36。
1番のりばのすぐ隣にある保線用車両の留置線に沿って、大和鉄道時代に使われたホームが残っている。田原本駅(現在の西田原本駅)から桜井駅までの区間が1944年1月11日に休止、1958年12月27日に廃止となった。
連絡線
橿原線の大和西大寺寄りから田原本線の間に連絡線がある。通常この連絡線を使って営業運転を行うことはない。
連絡線は田原本駅の構内扱い。橿原線の分岐点は便宜上「田原本信号場」となっており、田原本駅2番のりばの大和西大寺方にある信号機は田原本駅からの出発信号機ではなく、田原本信号場への場内信号機である。また橿原線下り線の信号機は分岐手前(大和西大寺方)に第1場内信号機(橿原線/田原本線)があり、田原本線側に入ると、田原本線との合流地点手前に第2場内信号機(1号線/2号線)がある。