ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

東海道線

とうかいどうせん

東海道本線の略称、または東海道本線を利用する運転系統の一つ。
目次[非表示]

曖昧さ回避

  1. 東海道本線の略称。
  2. 1.を使用する運転系統の一つで、熱海駅以東の区間では線内に複数の運転系統が存在するため、他の系統と区別するために「東海道線」との運転系統名称が用いられる。

本項では2.について扱う。


概要

JR東日本が管轄する、東海道本線を走行する運転系統である鉄道路線の一つ。
同じく東海道本線を走行する運転系統である京浜東北線横須賀線と比較すると並行区間では快速線としての役割があり、それ以外の区間では各駅停車普通列車として機能している。

路線名東海道線(東京-熱海)
使用線路東海道本線
路線延長104.6km
軌間1067mm
駅数21駅
起終点東京駅-熱海駅
鉄道事業者JR東日本
ラインカラー黄かん色
複線区間全線複線(京浜東北線や貨物線などは含まない。)
電化区間全線直流電化(1500V)
最高速度
  • 東京駅~戸塚駅 110km/h
  • 戸塚駅~小田原駅 120km/h
  • 小田原駅~熱海駅 110km/h
保安装置ATS-P
運転指令所
  • 東京駅 - 熱海駅間 東京総合指令室
  • 熱海駅構内 熱海CTC
列車運行システムATOS
路線記号JT
開業年月日1872年10月14日

在来線全国版時刻表のトップは伝統的にこの路線である。
JR東日本の路線として東京駅から南西方向を結ぶ役割を有している。多くの列車が上野東京ライン湘南新宿ラインへ経由して高崎線宇都宮線へ直通している。
東京都市圏の通勤路線としての機能のほか、特急踊り子」や「サンライズ瀬戸出雲」の経由路線としても用いられている。
ラインカラーは黄かん色、路線記号は「JT」である。車両のカラーリングは伝統的な湘南色が用いられる。
ほとんどが15両編成でも全線での混雑率は高い。この路線では10両ですら「短い10両」(113系が現役の頃は11両)扱いである。
かつては戸塚駅横須賀線に逃げると若干遅い割に楽だったが、武蔵小杉の開発が進んでこちらも混んでいる。
大部分の快速/普通列車には全席自由席グリーン車があるので最後の手段だが、これも混むときは混む。座れなくても料金は取られるので注意。

国鉄時代は「湘南電車」として有名な80系をはじめ、113系や211系が使われてきた。
JR東日本となって以降はE231系E233系が使われている。
かつてはJR東海の車両が直通することもあり、113系では熱海方11両(1号車~11号車)が東日本車、東京方4両(12号車~15号車)が東海車という場合があった。

特急以外の優等列車については、2023年3月18日ダイヤ改正以降は湘南新宿ライン特別快速快速常磐線特別快速・快速(常磐快速線)が設定されている。このうち東海道線内で通過駅のある種別は湘南新宿ライン特別快速のみである。

近年の東海道線系統における通過駅のある快速系優等列車は、湘南新宿ライン特別快速以外縮小傾向にある。
2021年3月13日ダイヤ改正でホームライナーの「湘南ライナー」及び「おはようライナー新宿・ホームライナー小田原」が特急「湘南に変更、通勤快速・快速「アクティー」の上り列車及び小田原〜熱海間が廃止。
2023年3月18日ダイヤ改正で「アクティー」が廃止された。

特徴

東海道線の特徴として最古の路線のため品川駅以南に高架駅が少ないのが特徴として挙げられる。
その為、人身事故や踏切安全確認が非常に多いうえ、横須賀線・京浜東北線・貨物線・京浜急行線による大河を形成しているため、京浜間の踏切は開かずの踏切と化す。ただし平塚駅を過ぎると早川駅までは踏切は一つもない。
又、湘南新宿ラインを含め直通している路線で人身事故か車両故障。特に京浜東北線で発生すると東海道線や宇都宮線高崎線などにも遅延が波及することもあるので要注意。
同じ理由で低地を走るため京急に比べると景色は悪い。ただラッシュ時は複々線のため京急より圧倒的に早い。
又、湘南新宿ラインで並行する小田急と比較すると自動車やバスは渋滞、鉄道は駅間が離れている事もあって小田急沿線に比べると自転車移動が増える特徴もある。

並行路線

上記の為、遅延が起こる事がざらにあるので並行路線をよく覚えておく必要がある。
小田原駅以東の東海道線を迂回する際にはに小田急電鉄(小田原線江ノ島線)、東急電鉄(東横線目黒線)、京急電鉄(京急本線)、相模鉄道(相鉄本線いずみ野線)などの並行する私鉄を利用する手段もある。
特に新宿駅~小田原駅の利用する際には小田急ロマンスカーを利用で東海道線グリーン車利用より安く移動できて座席指定席という利点がある。

駅一覧

SSは湘南新宿ラインを表す。

駅名よみがな駅番号特急SS快速SS特快乗り換え路線
東京とうきょうJT01
  1. 山手線/京浜東北線/中央線快速/総武快速線横須賀線/上野東京ライン(常磐線高崎線宇都宮線)/京葉線
  2. 東北新幹線(北海道新幹線/山形新幹線/秋田新幹線)/上越新幹線/北陸新幹線
  3. 東海道新幹線
  4. 東京メトロ丸ノ内線
  5. 東京メトロ東西線(大手町駅)
新橋しんばしJT02
  1. 山手線/京浜東北線/横須賀線
  2. 東京メトロ銀座線
  3. 都営地下鉄浅草線
  4. ゆりかもめ
品川しながわJT03
  1. 山手線/京浜東北線/横須賀線
  2. 東海道新幹線
  3. 京急本線
川崎かわさきJT04
  1. 京浜東北線/南武線
  2. 京急本線/大師線(京急川崎駅)
横浜よこはまJT05
  1. 京浜東北・根岸線/横須賀線(湘南新宿ライン)
  2. 東急東横線/みなとみらい線
  3. 相鉄本線
  4. 京急本線
  5. 横浜市営地下鉄ブルーライン
戸塚とつかJT06
  1. 横須賀線(湘南新宿ライン)
  2. 横浜市営地下鉄ブルーライン
大船おおふなJT07
  1. 横須賀線(湘南新宿ライン)/根岸線
  2. 湘南モノレール
藤沢ふじさわJT08
  1. 小田急江ノ島線
  2. 江ノ島電鉄
辻堂つじどうJT09
茅ケ崎ちがさきJT10相模線
平塚ひらつかJT11
大磯おおいそJT12
二宮にのみやJT13
国府津こうづJT14御殿場線
鴨宮かものみやJT15
小田原おだわらJT16
  1. 東海道新幹線
  2. 伊豆箱根鉄道大雄山線
  3. 小田急小田原線/箱根登山鉄道
早川はやかわJT17
根府川ねぶかわJT18
真鶴まなづるJT19
湯河原ゆがわらJT20
熱海あたみJT21
  1. 伊東線
  2. 東海道本線静岡方面/東海道新幹線

現在の使用車両

特記の無いものは全線で使用。

自社車両

特急型

E257系2000番台・2500番台・5000番台・5500番台
大宮総合車両センター東大宮センター所属。
2000番台・2500番台は185系置き換えの為に導入され、特急「踊り子」「湘南」で使用されている。
「踊り子」での運用時は前者は伊豆急下田発着、後者は修善寺発着の編成として使用される。
5000番台・5500番台は波動用車両。
東海道線では前者は臨時「踊り子」等、後者は団体臨時列車等で使用される。

E261系
大宮総合車両センター東大宮センター所属。
特急「サフィール踊り子」で使用されている。

E657系
勝田車両センター所属。定期運用区間は東京〜品川。
常磐線の特急「ひたち」「ときわ」で使用。

185系0番台・200番台
大宮総合車両センター東大宮センター所属。
現在は定期運用は存在せず臨時列車で使用される。
定期運用時代は主に0番台が「踊り子」や「湘南ライナー」「湘南新宿ライナー」及び後身の「おはようライナー新宿・ホームライナー小田原」、東京発伊東行普通列車(521M)で使用されていた。
田町車両センター(現・東京総合車両センター田町センター)廃止後は200番台も定期運用に就いた他、両編成とも「ムーンライトながら」等の臨時列車にも使用された。

一般車両

E231系1000番台・E233系3000番台
国府津車両センター・小山車両センター所属。
現在の東海道線系統の一般型車両はこの二種に統一されており、上野東京ライン・湘南新宿ライン両系統で運用される。
基本編成は10両で4・5号車はグリーン車。付属編成は5両。

E231系0番台
松戸車両センター所属。常磐快速線用の車両。
上野東京ライン常磐快速線系統として東京〜品川間で運用される。
基本編成は10両、付属編成は5両。通勤型車両の為グリーン車は連結しない。

E531系
勝田車両センター所属。常磐線(中距離列車)用車両。
上野東京ライン常磐線系統として東京〜品川間で運用される。
基本編成は10両で4・5号車はグリーン車。付属編成は5両。

JR西日本・JR東海所属

285系0番台(西日本)・3000番台(東海)
0番台は後藤総合車両所出雲支所、3000番台は大垣車両区所属。
寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」で運用される他、かつては臨時寝台特急「サンライズゆめ」でも使用された。

過去の使用車両

ここでは国鉄民営化後に使用された車両について記載する。
特記の無いものは全線で使用。

自社車両

特急・急行型

165系167系169系
165系は幕張電車区(現・幕張車両センター)、167系は田町電車区(現・東京総合車両センター田町センター)、169系は新前橋電車区(現・高崎車両センター)・幕張電車区所属。
運用区間は鶴見〜戸塚。
鎌倉発着臨時快速で使用。

183系
田町車両センター(現・東京総合車両センター田町センター)・松本車両センター所属。
田町車は民営化後は波動用として運用。臨時化直後の快速「ムーンライトながら」等で使用された。
松本車は中央本線特急の間合い運用で「湘南ライナー」「湘南新宿ライナー」で運用された。

189系彩野編成
小山車両センター所属。運用区間は鶴見〜戸塚。
臨時快速「快速鎌倉物語」で使用。

251系
大宮総合車両センター東大宮センター所属。
特急「スーパービュー踊り子」、「おはようライナー新宿26号・ホームライナー小田原23号」で使用された。

253系0番台
鎌倉車両センター所属。
特急「成田エクスプレス」用の車両。
2004年2005年に大船発着の定期列車の一部を小田原まで延長運転した際に東海道線へ入線した。

E257系0番台・E351系
松本車両センター所属。中央本線特急用車両。
「湘南ライナー」(E257系のみ)・「湘南新宿ライナー」及び後身の「おはようライナー新宿・ホームライナー小田原」で運用された。

E257系500番台
幕張車両センター所属。運用区間は鶴見〜戸塚。
臨時快速「ホリデー快速鎌倉」で使用。

E259系
鎌倉車両センター所属。
特急「成田エクスプレス」用の車両。
同列車の減便に伴う運用減少の為臨時特急「マリンエクスプレス踊り子」で使用された。
2020年3月7日の運転をもって東海道線での運用を終了した。

485系
ジョイフルトレインを含む各地の車両が臨時列車として使用された。

651系0番台
勝田車両センター所属。運用区間は東京〜戸塚。
臨時急行「ぶらり鎌倉号」及び後身の「ぶらり横浜・鎌倉号」で使用された。

651系1000番台IR01編成
国府津車両センター所属。
臨時快速「伊豆クレイル」専用車両。
東海道線では小田原〜熱海間で運用された。

E653系
勝田車両センター所属。運用区間は鶴見〜戸塚。
臨時急行「ぶらり鎌倉号」で使用。

機関車客車

EF65形1000番台
田端運転所所属。
寝台特急「瀬戸」「出雲」、寝台急行銀河」牽引機。
「銀河」廃止後は定期運用から外れていたが、2008年8月に寝台特急「富士はやぶさ」牽引機のEF66が走行中に故障した為、救援機として運用されEF66の代わりに下関まで牽引。同年12月にもEF66が故障した為、東京〜下関間をヘッドマークを掲出して牽引した。

14系
品川運転所所属。
寝台車は寝台特急「さくら」(佐世保発着編成)・「みずほ」(長崎発着編成)・博多発着の「あさかぜ1・4号」及び臨時化後の「あさかぜ81・82号」で使用。
「みずほ」廃止の際に「さくら」と併せて担当をJR九州車に変更した為、九州ブルートレインの定期運用から撤退。

座席車は民営化直後に特急「踊り子」の臨時便や、ジョイフルトレイン化された編成が「サロンエクスプレス踊り子」として運用された。

24系
尾久車両センター所属。
浜田発着の寝台特急「出雲1・4号」で運用。
「サンライズ出雲」登場後の出雲1往復化後は出雲市発着に短縮された上で運用されたが、2006年3月18日ダイヤ改正で「出雲」が廃止され運用終了。

一般車両

113系
国府津車両センター所属。
E231系導入まで東海道線の主力車両だった。
基本編成は11両で4・5号車はグリーン車。付属編成は4両。
前述だが民営化後しばらくは付属編成にJR東海車を使用する事があった。

115系M40編成
豊田車両センター所属。運用区間は鶴見〜戸塚。
臨時快速「ホリデー快速鎌倉」(及び「ホリデー快速むさしの」)専用車両。

211系0番台・2000番台
田町車両センター所属。
113系同様かつての東海道線の主力車両。
基本編成の0番台は10両で4・5号車はグリーン車。付属編成の2000番台は5両。

211系1000番台・3000番台
新前橋電車区(現・高崎車両センター)所属。
湘南新宿ライン開業時に戸塚〜小田原間で使用された。
E231系への車両統一時に同線の運用から撤退。

215系
国府津車両センター所属。
「湘南ライナー」及び快速「アクティー」用に導入され、後に「湘南新宿ライナー」及び後身の「おはようライナー新宿・ホームライナー小田原」でも運用された。
湘南新宿ライン開業時に「アクティー」の運用から外れ、代わりに新宿〜小田原間の快速でも運用されたが、E231系への車両統一時に運用から撤退した。

E217系
国府津車両センター所属。
113系置き換えの為に一部編成が横須賀線から転属。その際に基本編成が10両、付属編成が5両に組成変更された。
伊東線及びJR東海管内(御殿場線含む)への直通運転は行われなかった。
2015年3月14日ダイヤ改正で東海道線での運用を終了し、横須賀線へ復帰した。

415系
勝田電車区(現・勝田車両センター)所属。
運用区間は鶴見〜戸塚。
臨時快速「ホリデー快速ときわ鎌倉」で使用。

JR東海所属

特急・急行

165系
静岡運転所(現・静岡車両区)所属。
急行「東海」や快速「ムーンライトながら」の前身となる東京〜大垣間の普通列車(「大垣夜行」)で使用された。
「東海」の特急化に伴う使用車両変更に伴い撤退。

373系
静岡車両区所属。
特急「東海」、快速「ムーンライトながら」、東京〜静岡間普通列車(321M・338M)で使用された。
普通運用は「MLながら」の送り込み運用で、同列車の臨時化による使用車両変更後もしばらく使用されていたが、2012年3月16日のダイヤ改正で運行区間短縮に伴う使用車両変更により、東日本区間への乗り入れが中止された。

一般車両

113系
静岡車両区所属。4両編成。
民営化後しばらくの間東日本の基本編成と併結して運行される事があった。

115系
静岡車両区所属。3両編成。
御殿場線直通列車として国府津〜小田原間で運用。

JR西日本所属

EF66形
下関地域鉄道部下関車両管理室(現・下関総合車両所)所属。
寝台特急「さくら」「はやぶさ」「みずほ」「富士」「あさかぜ」を牽引。
2009年3月14日ダイヤ改正で「富士・はやぶさ」が廃止された事で定期運用を終了。

14系
出雲運転所(現・後藤総合車両所出雲支所)所属。
出雲市発着の寝台特急「出雲2・3号」で運用されたが、「サンライズ出雲」に置き換えられ運用終了。

24系
下関地域鉄道部下関車両管理室所属。
寝台特急「瀬戸」及び下関発着の「あさかぜ」(2往復時代は「あさかぜ2・3号」)で運用。
2005年3月1日ダイヤ改正で「あさかぜ」が廃止された事で定期運用を終了。

JR九州所属

14系
長崎車両センター(現・佐世保車両センター・熊本車両センター所属。
長崎車は寝台特急「さくら」「みずほ」(熊本発着編成)、熊本車は「さくら」廃止後に長崎から転属し寝台特急「富士・はやぶさ」で使用。

24系
熊本車両センター所属。
寝台特急「はやぶさ」「富士」で使用。
「さくら」廃止時に14系に車両を変更した為撤退。

伊豆急行所属

2100系(リゾート21・アルファリゾート21)
伊豆高原車両区所属。
臨時特急「リゾート踊り子」で運用された。

関連タグ

踊り子 サンライズ瀬戸出雲 湘南電車

関連記事

親記事

東海道本線 とうかいどうほんせん

子記事

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 204653

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました