東海道本線(静岡地区)
とうかいどうほんせんしずおかちく
2008年の113系・115系置き換え以降、この区間はほとんどが片側3扉の3~6両編成が主流で、朝夕に熱海~沼津間をE231系・E233系による4扉車による5~10両編成が走る。
詳細は使用車両を参照のこと。
最高運転速度は110km/hで、駅間が長くまた走行する電車の大半が211系2M1T車や313系など加速度の大きな車両で占められている影響が大きい。なお、この区間の所要時間は、客車時代の急行と同程度かそれよりもやや上回るというレベルは維持されている。
特記事項として、トイレ未装備の車両が多数運用されておいる。ロングシートも相まってか長距離移動者には不満が出ることも少なくないが、トイレについては313系・315系を併結してカバーすることも多い。
尤も、静岡地区を各駅停車で長距離移動するなんてのは青春18きっぷユーザーしかやらないことであり、一般の人は早くて便利な東海道新幹線をご利用ください。トイレに行きたくなったら素直に途中駅で降りましょう。そしてスケジュールには余裕を持たせましょう。
快速及びそれに準じた種別が殆ど無く、名古屋地区で快速運転を行う列車も本区間では一律に各駅停車である。
名古屋方面からは一部の時間帯で快速、区間快速、新快速、特別快速が乗り入れるが、豊橋~浜松間は各駅に停車する。
優等列車は、2024年3月ダイヤ改正時点で、身延線へ直通する特急ふじかわ、朝夕のホームライナー、毎日1往復の寝台特急サンライズ出雲・瀬戸で、週末深夜に三島→静岡で臨時快速が設定されている。
かつては東京から静岡、浜松への直通列車があったが2004年10月16日のダイヤ改正で沼津まで短縮され、唯一残っていた373系による1日1往復の東京~静岡直通列車も2012年3月15日で運行を終了した。
2024年12月現在。
6両半固定・4両半固定・3両編成の運用があり、6両編成は[4両+2両]・[3両+3両]・[2両+2両+2両]、4両編成は[4両単独]・[2両+2両]の組合せで充当される。
JR東海・静岡車両区所属車両
6000番台(GG編成・2両)が使用されている。
ロングシート車でトイレがない。
313系2両と連結し、4両編成の運用に入る。
長らく313系と共に主力車両として活躍してきたが315系の投入に伴い、2024年度中に置き換えられる予定で、現在廃車が進んでいる。
かつては、5000番台(LL編成・3両)、5600番台(SS編成・3両)も運用されていた。
・ロングシート車:2300番台(W編成・2両)、2350番台(W編成・2両)、2500番台(T編成・3両)、2600番台(N編成・3両)
・セミクロスシート車:3000番台(V編成・2両)、3100番台(V編成・2両)
・転換クロスシート車:300番台(K編成・2両)、1300番台(L編成・2両)、8000番台(S編成・3両)
が使用されている。
セミクロスシート車は1999年、ロングシート車は2006年に導入された。転換クロスシート車は2022年~2024年に神領車両区、大垣車両区から転属してきた。
V編成・L編成は御殿場線・身延線用だが、代走等で使用される場合がある。(L編成は少ないが定期運用あり。)
それ以外は基本的に共通運用で、3両・4両・6両全ての運用に入り、211系・315系と連結した運用もある。
2024年6月1日より運行を開始。3000番台(U編成・4両)が使用されている。
4両編成単独の他、313系2両と連結した6両編成で運用されている。
2026年以降には浜松~豊橋間と沼津~三島間でワンマン運転の実施が予定されている。
F編成・3両が使用されている。
特急ふじかわとホームライナーの運用がメインだが、浜松~豊橋間と沼津~熱海間では普通列車として運行されている。
過去には特急東海や快速ムーンライトながらの他、東京と静岡を結ぶ普通列車の運用にも就いていた。
JR東海・大垣車両区所属車両
G編成・4両が使用されている。
大垣地区の313系の代走として、名古屋方面から浜松まで運用されることがある。
かつては定期列車があり、名古屋方面から静岡駅まで乗り入れていた。
- 313系
転換クロスシート車の0番台(Y編成・4両)、300番台(Y編成・2両)、1100番台(J編成・3~4両)、1500番台・1600番台(J編成・3両)・5000番台(Y編成・6両)、5300番台(Z編成・2両)が名古屋方面から乗り入れている。
2024年3月現在は0番台と1000番台が静岡駅まで、300番台・1500番台・1600番台・5000番台・5300番台が浜松駅まで乗り入れている。
JR西日本所属車両と共通運用で、1日1往復の「寝台特急サンライズ瀬戸・出雲」に使用されている。
JR東日本からの乗り入れ車両
朝夕のラッシュ時に東京方面から沼津まで直通運転する普通列車として乗り入れており、グリーン車付きの10両編成で運転される。
2024年3月16日のダイヤ改正からは、5両編成による国府津~沼津(東海道線経由)、熱海~沼津の運用も行われている。
- E257系2500番台
2500番台(NC編成・5両)が、2021年3月のダイヤ改正より修善寺着発の踊り子号として熱海~三島間に乗り入れる。
乗務員訓練では静岡まで乗り入れの実績がある。
また、5000番台(OM編成・9両)が臨時列車として沼津まで運用している。
2021年3月まで(C編成・5両)修善寺発着の特急踊り子号として乗り入れていたが、上記E257系2500番台に置き換えられ定期運用を終了した。
また、2013年~2020年の間は、臨時快速ムーンライトながらにも使用。(波動用編成・6両+4両)
現在も6両編成・2本が残っており、2024年には品川~沼津・品川~静岡の団体臨時列車に使用された。
過去の使用車両
119系(するがシャトル)
211系0番台・2000番台(JR東日本所属車両)
211系5000番台・5600番台(3両編成・静岡地区所属車両)
165系(急行富士川)
371系(ホームライナー)
駅番号 | 駅名 | ホームライナー | 快速 | 乗り換え路線 | 備考 |
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CA00 | 熱海 | ‖ | 函南との間に東海道本線最長の丹那トンネルがあり | ||
CA01 | 函南 | ‖ | |||
CA02 | 三島 | ‖ | ● | ||
CA03 | 沼津 | ● | ● | 御殿場線(裾野・御殿場方面) | |
CA04 | 片浜 | | | ● | ||
CA05 | 原 | | | ● | ||
CA06 | 東田子の浦 | | | ● | ||
CA07 | 吉原 | | | ● | 岳南鉄道 | |
CA08 | 富士 | ● | ● | 身延線(富士宮・甲府方面) | |
CA09 | 富士川 | | | ↓ | ||
CA10 | 新蒲原 | | | ↓ | ||
CA11 | 蒲原 | | | ↓ | ||
CA12 | 由比 | | | ↓ | ||
CA13 | 興津 | | | ↓ | ここから毎時6本 | |
CA14 | 清水 | ● | ● | 静岡鉄道(新清水駅) | |
CA15 | 草薙 | | | ↓ | 静岡鉄道 | |
CA16 | 東静岡 | | | ↓ | ||
CA17 | 静岡 | ● | ● |
| |
CA18 | 安倍川 | | | |||
CA19 | 用宗 | | | |||
CA20 | 焼津 | | | |||
CA21 | 西焼津 | | | |||
CA22 | 藤枝 | ● | |||
CA23 | 六合 | | | |||
CA24 | 島田 | ● | ここまで毎時6本 | ||
CA25 | 金谷 | | | 大井川鐵道 | ||
CA26 | 菊川 | ● | |||
CA27 | 掛川 | ● | |||
CA28 | 愛野 | | | |||
CA29 | 袋井 | ● | |||
CA30 | 御厨 | | | |||
CA31 | 磐田 | ● | |||
CA32 | 豊田町 | | | |||
CA33 | 天竜川 | | | |||
CA34 | 浜松 | ‖ | ● | ||
(西浜松駅) | ‖ | ● |
| ||
CA35 | 高塚 | ‖ | ● | この間に西浜松貨物駅有 | |
CA36 | 舞坂 | ‖ | ● | 早朝・夜間及び日中の一部時間帯は無人 | |
CA37 | 弁天島 | ‖ | ● | 名の通り立地は島の上 | |
CA38 | 新居町 | ‖ | ● | 早朝・夜間及び日中の一部時間帯は無人 | |
CA39 | 鷲津 | ‖ | ● | ||
CA40 | 新所原 | ‖ | ● | 天竜浜名湖鉄道 | ここまで静岡県及び静岡支社管内 |
CA41 | 二川 | ‖ | ● | ここから愛知県及び東海鉄道事業本部管内 | |
CA42 | 豊橋 | ‖ | ● | 早朝夜間を中心に通し運転有 |