概要
静岡県富士宮市にある、JR東海身延線の駅。駅番号はCC06。
1913年7月20日に富士身延鉄道の大宮町駅として開業。
1941年に同鉄道が国有化された後、1942年10月1日に現在の駅名に改称される。
富士宮市の中心駅であり、1日あたりの乗車客が約2,500人と身延線の中間駅では最も乗降客数が多い。
かつて1番線は市内の大石寺の参拝客などに向けた臨時・団体列車用に使用されていたが、その後諸事情につきバスに代わる形で設定が減り、2000年台後半に設定がなくなった。
以降このホームは使用されておらず、現在は立ち入りが制限されている。
略歴
1913年7月20日、富士身延鉄道の終点大宮町駅として開業。
1915年3月1日、路線が芝川駅まで延伸したため、中間駅になる。
1927年6月20日、電化。
1938年10月1日、富士身延鉄道線を鉄道省が借り上げ、身延線の駅となる。
1941年5月1日、正式に国有化される。
1942年10月1日、富士宮駅に改称。
1983年7月、2代目の駅舎に改築。
1984年1月16日、貨物の取扱を廃止。
1985年3月14日、荷物の取扱を廃止。
1987年2月24日、窓口を開設。
1987年4月1日、国鉄民営化。JR東海の駅となる。
2007年2月28日、エレベーターと多機能トイレを新設。
2009年1月、富士宮駅~西富士宮駅間の高架化より、留置線が撤去される。
2010年3月13日、TOICAエリアになる。
駅構造
単式・島式の複合2面3線の地上駅であり、普段は2・3番乗り場を使用している。
1番乗り場は、かつては宗教関係の団体臨時列車に使用されていたが、前述の通り団体臨時列車が運行されなくなったため、現在は使用されていない(立入禁止)。
3番線の隣に、ホームのない着発線が1本ある。
かつては駅の西側に宗教関係の団体臨時列車を収容する留置線があった。団体臨時列車が運行されなくなったこと、富士宮駅西側から西富士宮駅までを高架化することになったことから、2009年に撤去された。(現在は駐車場になっている。)
隣の駅
西富士宮駅側は踏切渋滞解消のため2012年に高架化されている。県道76号線を跨いだ後再び地上へ戻り、西富士宮駅に到達する。西富士宮駅までは1km強とそんなに離れていない。