概要
1951年12月20日に開業した。同時に大昭和製紙への専用線も使用開始。
1969年に、駅東側のヤード線の使用開始。
2012年3月17日、貨物列車の運行が終了。それに伴い無人駅となる。
2015年頃、駅舎に鉄道模型店が入る。
- 駅構造
島式ホーム1面2線を有する地上駅であり、列車の交換が可能。
ホームへは構内踏切を渡る構造。
かつては、当駅から隣の岳南原田駅にかけて広大なヤードと日本製紙吉永工場への専用線があり、岳南鉄道の貨物列車の拠点駅だった。
突放と呼ばれる独特の貨物列車の入れ換え作業を平成後半まで行っていた貴重な駅でもあった。(そのこともあり動画サイト等で突放を伴う入れ替え作業を撮影した記録映像が多く残っている)
2012年3月16日、岳南鉄道の貨物取扱廃止により、当駅発の貨物列車の運行並び貨物の取り扱いを全て廃止した。翌日から無人駅になる。
貨物廃止後、ヤードの線路は暫くはそのままだったが後日全て撤去され、倉庫として使われていた旧型車両の廃車体も合わせて解体された。現在は空き地となり、駐車場として利用されている。
また当駅北側で営業していた鉄道模型店「フジドリームスタジオ501」が、駅無人化に伴い2015年頃に駅舎内へと移転、窓口を売り場に駅員休憩室をレイアウトにそれぞれ改装し営業を行っている。
昨今では地方において無人駅化した駅舎を改装して異業種の商店などが入居してくる事は珍しくは無くなってきたが、"鉄道駅舎を再利用した鉄道模型店"は、意外にも全国初だという。
その他
- 「竹取物語」の発祥の地といわれている竹採公園の最寄駅である。
(当駅から徒歩15分)
- 2015年公開の映画「幕が上がる」(ももいろクローバーZ主演)のロケ地となっている。
- 都市伝説「きさらぎ駅」に、比奈という地名が出てくる。このため、Googleマップできさらぎ駅と検索すると、比奈駅が出てくる。
- 国鉄からJRに引き継がれ、数を減らしながらも最後まで残っていた有蓋二軸貨車(ワム80000)の定期運用が最後まで行われていた駅であった。当駅の貨物取扱の廃止により、石油等の特化した輸送を除く一般定期貨物列車の高速輸送化(有蓋車からコンテナ車への置き換え)が完了している。
関連タグ
ワム80000:終焉の地
鉄道M@ster:アイドルマスターシンデレラガールズに荒木比奈というキャラクタが登場する。