概要
車両基地を併設している。
1951年に岳南鉄道の駅として開業した。当時、同じ静岡県にあるJR御殿場線の駅のひとつに富士岡駅が既にあったためか、当初より駅名に岳南を付している。
2012年まで存在した貨物営業は、隣の比奈駅が起点だったが、これとは別に、当駅からはかつて、東海電化工業の事業所への専用線が分岐していた。
ネコ・パブリッシングの「昭和60年版私有貨車番号表」『トワイライトゾーンMANUAL13』によると、1985年には、
- 東海電化工業所有
タム8000形(過酸化水素専用)1両
タサ5600形(過酸化水素専用)10両
タキ1150形(過酸化水素専用)8両
タキ22800形(過酸化水素専用)1両
- 日本陸運産業所有
タキ9900形(ガソリン専用)1両
タキ35000形(ガソリン専用)2両
タキ18600形(液化アンモニア専用)4両
の27両の貨車が、当駅を常備駅にしていたという。
貨物営業廃止後も、その貨物輸送で使用された電気機関車が保管されており、2021年にはこれらを観光資源に転用。
周囲を公園として整備し、「がくてつ機関車ひろば」の名でオープンした。
ちなみに当駅から岳南江尾駅寄りはもともと旅客専業である。
駅構造
島式ホーム1面2線の地上駅。
ホームに行くには、構内踏切を渡る必要がある。