概要
静岡県湖西市新所原三丁目にあるJR東海東海道本線と天竜浜名湖鉄道天竜浜名湖線(天浜線)の駅。1936年2月13日に新所原仮信号場として開設された後、12月1日に天竜浜名湖線の前身である国鉄二俣線が当駅に乗り入れ、新所原駅として駅に昇格。
1987年3月15日には二俣線が天竜浜名湖鉄道に、約1か月半後の4月1日に国鉄分割民営化に伴って東海道本線がJR東海にそれぞれ移管となった。
天竜浜名湖鉄道は当駅が終点。静岡県最西端の駅でもあり、浜松方面から来た場合次の二川駅からは愛知県に入る。
JR東海側の駅舎は長らく木造駅舎だったが、2016年11月に橋上駅舎に建て替えられた。
国鉄二俣線は当駅を経由して豊橋駅まで乗り入れていたが、天竜浜名湖鉄道に移管されて以降は全列車が当駅で折り返している。
駅構造
JR東海
国鉄時代は3面5線の中規模な駅だったが、1987年に二俣線が天竜浜名湖鉄道に移管されたことに伴い天竜浜名湖線の駅舎が新たに置かれたため、旧2番線はフェンスで封鎖され、残った東海道本線ホームの3~5番線が現在の1~3番線となった。
駅の管理は隣駅の鷲津駅が行い、東海交通事業の社員が業務を担っている。交通系ICカード「TOICA」の利用に対応している。
天竜浜名湖鉄道
1面1線の単式ホームを持つ直営駅で、駅舎内にはうなぎ屋がある他、ホーム側の窓口と待合室でうな丼弁当を販売している。
かつては豊橋方で東海道本線の線路と接続していたが、現在は天竜浜名湖線の車両の留置に使用され、検測車両が通るための渡り線が1本のみ残されており、下り線へ続いていた平面交差して繋がっていた線路は撤去されている。
また、豊橋方にはかつて二俣線が東海道本線へ直通していた連絡橋の遺構が残っている。
余談
隣の駅
東海道本線
天竜浜名湖鉄道
アスモ前駅← 新所原駅