概要
JR東海の完全子会社であり、略称はTKJ(Tokai Kotsu Jigyo)。
もともとは国鉄バスの駅業務を委託するための会社日本交通観光社のをJRを分割する際、中部地域の業務を引き継ぐために1988年に設立された会社である。
2024年10月、社名を「JR東海交通事業」名義に変更。
業務等
JR東海管内において、主に管理委託駅(中央本線、太多線、高山本線、関西本線、飯田線などの76駅)の業務を請け負っており、さらには枇杷島駅~勝川駅間で城北線を運行している。またレンタカー業務なども行っている。
城北線
TKJが保有している鉄道路線。この路線は枇杷島駅~勝川駅間11.2㎞を結ぶ路線であり、国鉄時代の未成線を利用したもの。
⇒城北線の記事を参照
余談
- 国鉄が建設していた未成線・瀬戸線が城北線の原形。中央本線の貨車を迂回させるための貨物線の主要幹線として建設される予定であった瀬戸市駅から枇杷島駅・稲沢駅を結ぶ計画の路線であり、勝川駅 - 高蔵寺駅間が完成しないうちに国鉄の経営状況が悪化したため建設凍結。なお瀬戸市駅~高蔵寺駅までは同様に途中で凍結した岡多線、岡崎市から多治見市までを結ぶ路線の一部とあわせて第三セクターである愛知環状鉄道として開業している。