曖昧さ回避
概要
JR東海が1989年と翌1990年に東海道本線における新快速の速達化とサービス向上のために新製・投入した近郊形電車。
211系5000番台をベースにしており、相互に連結も可能。後に登場した313系の他、211系0番台、213系とも連結運転ができる。
3扉転換クロスシートで、営業最高速度は120km/h。全車が大垣車両区に配置されている。
国鉄・JRの快速・普通列車用車両としては初めて車内電話(カード式公衆電話)が設置された車両でもある(現在は撤去)。
4両編成のうち、中間のサハを抜いて3両での運転も可能だが、現時点でその運用実績はない。
313系登場後は速達列車(快速・新快速・特別快速)の運用のほとんどを譲り、主に東海道本線の普通列車に使用されている。
運用区間は米原駅~浜松駅に渡り、早朝と深夜には静岡駅まで足を延ばす運用も存在した。
しかし、2022年3月のダイヤ改正で運用が縮小。豊橋駅以東の定期運用が消滅し、静岡県まで跨ぐダイヤは313系に交代した。
今後は、2022年にデビューした315系の増備により、2025年までに211系、213系ともども全廃される予定であり、JR初期にデビューした同世代近郊型車両の中では、1番最初に退役することとなる。