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117系

ひゃくじゅうななけい

日本国有鉄道(国鉄)が製造した近郊形電車。JR東海・JR西日本へ継承された。
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概要

日本国有鉄道(国鉄)が1979年から新製・投入した直流近郊形電車。

大阪鉄道管理局管内の東海道線新快速運用車両(当時は153系急行形電車)を置換え並行私鉄との競争に対応することを目的として設計された。並行して走る私鉄の特急に対抗すべく、近郊形ながら2扉転換クロスシートという当時としては画期的な車両として登場した。デザインもスピード感を重視したもので、併結運転を想定していながら貫通扉を持たない流線形となった。1982年には名古屋地区にも投入されている。
登場時から平成前半にかけてはトップ画像のようなクリームマルーンの二色塗りされており、これは戦前の流電52系の流れをくむものである。
現在でもJR西日本の歴代新快速用車両にこの色は引き継がれている。

1981年に登場した185系は117系とよく似た車両で比較の対象となり易い。実際に185系の設計ベースは本系列であるが、こちらが快速用なのに対し185系は特急用である(※なお、185系は登場時本形式と同じ形状の転換クロスシートを搭載していた)。

民営化後

国鉄分割民営化後はJR東海JR西日本に継承された。

JR東海

JR東海では東海道線名古屋地区を中心に運用され、車体は白とオレンジ、床下はグレーのJR東海流の塗装に改められた。
国鉄時代から2扉故に乗降に時間がかかることが問題視されていた為、新快速運用はJR化直後に製造された3扉の311系に置き換えられ、普通列車での運用も徐々に縮小していった。
313系の増備により、2013年3月のダイヤ改正で引退。
現在は1両が原色に復元の上でリニア・鉄道館に屋内で静態保存されている。当初は休憩スペースも兼ねて3両屋外保存されていたが、N700系を屋外展示するスペースを確保する為に2両撤去解体された。

JR西日本

JR西日本でもJR東海と同じ理由で新快速運用を221系に譲り、後に湖西線紀勢本線山陽本線福知山線等へ転用されていった。転用に際し、一部編成は混雑対策でドア付近をロングシートに改造の上で300番台へ改番。また、その際余剰となったモハユニットは、115系3500番台に改造されて山陽地区に投入された。
2010年からは地域塗装(所謂抹茶色末期色)への塗り替えが進んでおり、原色の編成は残っていない。また、JR西日本のお家芸ともいえる大規模リニューアル工事も施工されていない。

永らくの間全車健在であったが、2015年に初めて廃車が発生した。その後、2016年に山口地区、2019年に和歌山地区から撤退し、現在は湖西線草津線山陽本線岡山地区・赤穂線で活躍を続けている。

2020年には、クルーズトレイン『トワイライトエクスプレス瑞風』と対になる廉価版の特急列車『WEST EXPRESS 銀河』として、本系列の6両編成1本が改造の上運行されることが決定している。2020年5月8日運行開始。
新快速用車両による特急運用は先に登場した223系1000番台Aシートとは別の意味で「有料新快速」といえよう。また、153系とは時系列(※)的に逆になるが、「かえだま」の再来といえなくもない。
国鉄時代は185系が「有料新快速」の悪名を欲しいままにしていたが、21世紀に入って117系までもがそのポジションに立つことになるとは・・・。
※153系は1964年まで「かえだま」に使われ、その8年後の1972年から新快速運用に入っている。

関連イラスト

117系
117系サンライナー



関連タグ

近郊形電車 52系 115系 185系 221系 223系 225系 311系 313系
東海道本線 山陽本線 湖西線 新快速 快速
シティライナー サンライナー トレイン117 WESTEXPRESS銀河 末期色

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