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路線データ編集

路線延長36.7km
軌間1067mm
駅数11駅
複線区間なし(全線単線)
電化区間全線直流電化(1500V)
最高速度95km/h
運転指令所大阪総合指令所亀山指令所

概要編集

滋賀県草津市草津駅から三重県伊賀市柘植駅を結ぶ路線である。1889年に関西鉄道の最初の路線として草津駅-三雲駅間が開業、その翌年の1890年に全線が開通した。1907年に国有化、1980年に電化され、現在に至る。


ほぼ全線に亘って東海道に沿っており、柘植駅-三雲駅間は平安時代初期の東海道「杣街道」と並行する。関西本線名古屋駅-柘植駅間にも言える事だが、名古屋駅-草津駅間においては東海道本線よりも東海道に沿って走る鉄道路線である。


車両編集

主に113系221系が使用される。またラッシュ時には223系225系も投入される。1980年に電化される前はキハ35系などの気動車や旧客が使用された。

なお運用車両は湖西線と共用。2021年までは117系も使用していた。


運用編集

昼間は全線を通して運転する草津駅-柘植駅間の列車と、区間運用の草津駅-貴生川駅間の列車の2系統が交互に運転されており、草津駅-貴生川駅間は約30分おき、貴生川駅-柘植駅間は約1時間おきに列車が来ている。2022年のダイヤ改正で平日一部時間帯の区間運用は廃止され約1時間おきに減便されている。


朝ラッシュ時には柘植から京都への直通列車が運転され、1本は京都から快速となる大阪行きとして運転される。因みにこの列車は三重県から大阪府へ行く唯一のJRの電車でもある。

夕ラッシュ時には柘植駅から京都駅への列車に加え、京都から柘植行きの列車も運転される。かつては網干駅-貴生川駅間の列車も存在した。

朝ラッシュ時と夕方以降は貴生川駅での折り返しはなく草津駅-柘植駅まで通しで運行され、全線にわたって約30分おきで運転されている。


過去編集

戦前は宇野駅姫路駅から草津線を経由し鳥羽駅に向かう列車があり、戦後も京都駅から伊勢方面への準急や急行列車も存在したが、近鉄京伊特急には歯が立たず民営化直前の1986年11月に全廃。現在は快速等の線内通過列車はなく、すべて線内は各駅に停車する。また信楽高原鉄道(旧国鉄信楽線)への乗り入れ臨時列車も存在したが、こちらも同鉄道で発生した列車正面衝突事故の影響で取りやめとなっている。


客車列車は1980年の全線電化以降も50系のDL牽引で残され、最終的に置き換えられたのは国鉄民営化後の平成2年であった。なお、最後まで東海道本線の京都駅まで乗り入れており、東海道線を走る最後の定期普通客車列車ともなった。


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駅名乗り換え路線備考
柘植駅関西本線草津線の始発駅であり、関西本線との接続駅。ホームは2面3線で、草津線列車は主に3番のりばに発着する。
油日駅1面1線の棒線。駅舎は忍者をイメージしている。
甲賀駅2面2線の対向式。
寺庄駅1面1線の棒線。
甲南駅2面2線の対向式。
貴生川駅
  1. 近江鉄道本線
  2. 信楽高原鐵道信楽線
近江鉄道・信楽高原鐵道との接続駅。JRのホームは2面2線で、3番のりばの柘植方には信楽高原鐵道が発着するホームがある。中線が1本ある。
三雲駅2面2線の対向式。駅の片隅に保線の資材置き場がある。
甲西駅1面1線だが、将来的に1面2線に変更できるようになっている。
石部駅2面2線の対向式。石部宿への最寄り駅。
手原駅2面2線の対向式。ゆるくカーブしており、中継信号機が設置されている。
草津駅琵琶湖線3面6線の駅。1番のりばは行き止まりとなっており、京都方への発着はできない。1・2番のりばを草津線発着列車が使用する。ただし、始発列車は5番のりばから、琵琶湖線からの直通列車は6番のりばから発車する。

関連タグ編集

JR西日本 琵琶湖線 東海道本線 近江鉄道 信楽高原鐵道

関西鉄道 関西本線 東海道


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