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信楽高原鐵道

しがらきこうげんてつどう

信楽高原鐵道とは、滋賀県甲賀市に存在する第三セクター鉄道である。
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概要編集

滋賀県南部に存在する現在甲賀市が所有する元特定地方交通線(信楽線、貴生川駅~信楽駅、14.7km)の運行を行う第三セクター鉄道会社1987年(昭和62年)7月13日JR西日本信楽線を転換し開業。この時点では同社が路線を所有していた。


1991年(平成3年)には沿線自治体の甲賀郡信楽町(現・甲賀市信楽)で「世界陶芸祭セラミックワールドしがらき'91」が開催された(会期は同年4月20日5月26日の予定だった)影響で、京都駅大阪駅から信楽駅へ直通運転するJR西日本の臨時快速「世界陶芸祭しがらき号」(キハ58系)が設定されたが、同年5月14日に線内でその臨時快速と普通列車が正面衝突する事故が発生し、死者42名(JR西日本側の乗客30名、信楽高原鐵道側の運転士1名・添乗社員4名・乗客7名)、重軽傷者614名(うち1名はJR西日本側の運転士)を出した(世界陶芸祭も事故翌日から開催を休止し、そのまま終了)。この事故の影響で同年12月7日まで運休した。これ以降JR西日本との直通運転は行っていない。


2013年(平成25年)4月1日、上記の正面衝突事故の影響や旅客の減少による度重なる赤字などの要因により上下分離方式となり、車両および路線は甲賀市が所有することになるが、その6ヵ月後の9月15日から台風18号のため全線運休。翌日(9月16日)にはこの台風による水害で鉄橋の橋脚や路盤などに被害が出たため、全線運休が1年以上続いた。2014年(平成26年)11月29日に運行再開。


終点の信楽駅構内には正面衝突事故の資料が展示された「セーフティーしがらき」があり、部外者の見学も受け入れている。また非公開ながら事故被災車両の一部なども信楽高原鐵道で保管している。


路線に関して編集

この鉄道が運行する路線は本来自社所有であったが、正面衝突事故の影響により財政が破綻したため、設備および車両もろとも甲賀市に無償譲渡され、この会社は鉄道の運行のみを行うことになった。この路線は本来関西本線と接続する予定であったが、信楽以遠は計画のみの未成線となった。また、現在近江鉄道本線と連絡させ、さらに信楽駅から30kmの新線を敷設し学研都市線と接続する「びわこ京阪奈線」という計画はあるものの、現状ではそれは厳しいものとなっている。


駅一覧編集

歴代車両編集

保有・使用している車両は基本的に4両体制。非電化路線であるためすべて気動車である。


  • SKR200形:開業時の車両。202号・204号は先述の正面衝突事故により廃車となり、代替車として205号を緊急製造。その205号も2017年に引退が決まり形式消滅へ。205号は紀州鉄道へ譲渡され同社のKR205号となる。
  • SKR300形:増備車として1995年に1両を製造。2015年に引退し紀州鉄道へ譲渡、現在は同社のKR301号として活躍。
  • SKR310形:201号・203号の代替車として2001年・2002年にそれぞれ1両ずつ製造。
  • SKR400形:2015年引退の301号の代替用として2015年に1両(401号)を導入。カラーは茶色。ロングシート
  • SKR500形:2017年引退の205号の代替用として2017年に1両(501号)を導入。カラーは緑色。クロスシート

キャラクター編集

キャラクターとしては信楽焼のたぬきを利用している。ただし名称不明だが萌えキャラも存在するといわれる(参考)。


関連タグ編集

甲賀 信楽 第三セクター 鉄道 気動車ディーゼルカー スカーレット(朝ドラ)

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