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153系

ひゃくごじゅうさんけい

国鉄が設計・新製した準急形(→急行形)電車。
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日本国有鉄道国鉄)が設計・新製し1958年より営業運転を開始した準急形(→急行形)電車

概要

主に東海道本線等の平坦路線用。
接客設備は80系を、足回りは101系をベースとしてそれぞれ改良が施されている。
準急東海」(東京駅名古屋駅間)が最初の投入列車となったため、「東海形」の別称がある。
前面は黄かん色(オレンジ)一色とされた。増備途中で運転台位置の変更が行われ、より高い位置に変更されたことにより前面窓が小さくなった後期車(500番台)の前面構造はそれ以降の急行形・近郊形電車にも踏襲されている。
老朽化や準急・急行運用の減少に伴い徐々に勢力を縮小し、1983年3月に営業運転を終了。1984年に全廃された。

エピソード

特急代走

国鉄 153系 「こだま」


東海道新幹線開業前には151系(後の181系特急形電車の車両数に余裕がなかったため、アクシデントがあった場合には本系列が代走したことがあった。車内設備はともかく性能的には近似していた(営業最高速度、主電動機形式・出力は同等)ためこうした運用もこなすことができたものである。
新幹線開業半年前の1964年4月24日に発生した衝突事故で151系電車1編成が運用離脱した際には、翌25日から5月6日までのゴールデンウィークを中心とした約半月間にわたり本系列が「こだま」1往復を担当した。利用者からは「替えだま」とも呼ばれたという。

80系との併結運転

1961年6月5日より運行開始された高崎線上越線長野原線(現・吾妻線)の準急
「上越いでゆ」(東京~水上)と「草津いでゆ」(東京~長野原)にも153系は使用された。
しかし当時長野原線は非電化であり、渋川~長野原間でC11蒸気機関車のお世話になっていた
「草津いでゆ」については80系のまま残すことになった。
いっぽう、両列車は東京~渋川間で併結して走行するため、片方だけを153系にしてしまうと運用に制約が出てしまい、
かといって両方とも153系にするには電源供給用の電源客車の改造が完了するのを待つしかない。

そこで、電源車の改造が完了するまでのわずか1か月間ではあるが、国鉄はあるウルトラCを発動する。

【HD国鉄_編成03】新旧混在の準急【153系・80系】



なんと、153系のジャンパ線にアダプタを取り付け、あろうことか80系と連結させてしまったのである。
これは多少の出足などの差はあるものの、当時の電磁直通ブレーキ(国鉄で言うSEDまたはSELD、私鉄のHSC-D)はフルスペックの自動ブレーキ機能を持っているため、80系側からのブレーキ指令※であれば、発電ブレーキなどは使えないが一応問題なく走れるためであった。
※この制約から、必ず80系が進行前側に位置しなければならず、通常の分割併合と異なり列車の上下で編成順序が変わる(下り:新潟寄りに80系・上り:東京寄りに80系)。
現在は指令弁などの部品払底で一部が非常ブレーキのみ(私鉄呼称SME-D)になっている車両と元通りのものが混在し、こういう芸当は危険で出来ない。
…もっとも、先に述べたとおりこれは暫定的なものにすぎず、電源車の改造が完了すると長野原行きの編成も153系となり、少なくとも東京~渋川間はスピードアップが図られた。

…が、長野原線内では相変わらず蒸機に牽引されていて見るからに効率が悪かったため、
1962年にはキハ58系にバトンタッチして同線での運用を退いた。

ちなみに長野原線が電化されたのは1967年。この時に投入されたのは勾配対応の165系だった。
以後の沿革については草津の記事も参照されたい。

新快速

サントリーカーブ


山陽新幹線岡山開業(1972年3月15日)に伴い山陽本線系統の優等列車が整理されたことから発生した余剰車両が塗装変更と冷房改造を受けて関西地区における新快速運用に投入された。現在に至る新快速ダイヤの基礎は153系時代に作られたものである。1980年に初めての新快速用新製車両となった117系に置換えられるまで約8年間の活躍であった。

185系との併結運転

1981年にそれまでの特急「あまぎ」と急行「伊豆」を統合して特急「踊り子」が誕生したことは知られているが、
これに充当すべく開発された185系は「踊り子」としてのデビューを飾る直前に
急行「伊豆」として運行された。

185系は153系の老朽置き換えを目的の一つとしていたが、この過程で185系と153系の併結による
「伊豆」が短期間見られた。基本システムはほぼ同一であるために併結ができたものである。

もっとも、これは153系にとってみれば終焉が近づいていることの象徴的な場面であり、
ある意味においては哀しい異形式併結だったと言えなくもない。

関連タグ

急行形電車 急行 準急 湘南色
165系:勾配路線への対応を強化。近郊形電車における113系115系の関係と同じである。
木霊文花:初代妖怪ウォッチの女主人公。名字の読みが「こだま」且つ「かえだま」ポジション繋がり。 フミちゃんは不憫

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