概要
上越新幹線の終点であり、鉄道以外の公共交通機関も含めた本州日本海側および新潟都市圏のターミナル駅。
表口となる万代口の旧駅舎は60年以上にわたって建て替えられておらず、國鐵新潟の象徴だった。かつては裏口であった南口にビックカメラができてからは、その落差が凄まじかった。
新潟市内でバスを運行する新潟交通のバスターミナルも老朽化し、長らく笛吹きおじさんがバック誘導する全国でも珍しいスイッチバック式の櫛形ターミナルだった。
そのため、駅舎リニューアルと新バス乗り場設置、鉄道在来線の高架工事が行われ、2020年代には駅舎と駅前広場を一新する予定。2021年現在、一部工事は完了し、改札は2階と新幹線ホームと同じ高さになり、在来線特急と新幹線が対面で乗り換えられるようになった。
SLファンからは「高架路線を走る蒸気機関車」が期待されていたが、高架線を蒸気機関車が登ることが難しいと判断されたため2002年から「SLばんえつ物語」の発着駅となったのを2018年4月より再び新津駅発着に決定した。※
※「SL人吉」は高架化後の熊本駅に乗り入れているが、高架化後の勾配が新潟駅より低くなっているためである。
高架工事完了後には在来線は3面5線の高架駅になりホームは3階に統一。また、3面5線に縮小されるため、隣の白山駅を2面3線の地上駅にして地下自由通路を設置する工事が行われた。
2022年(令和4年)6月5日に完全高架化され、1番乗り場が併用開始された。
2024年3月にバスターミナルが南北一体型のロータリーに移転され、スイッチバック式の櫛形ターミナルが廃止された。
2024年4月(令和6年)には高架下に駅ビルがリニューアルされ、ようやく駅前駅ナカも政令指定都市級となった。
一方で他県の県庁所在地新駅と比べると背が低くデザイン的にも無個性なことから、国鉄的威圧感の無くなったこともあって高架化された中央線の駅みたいとの声も。BRT表記削除でBRT専用レーンから路面電車へという期待が完全に終わったことから路面電車推し勢の反発もあるようだ。
まあ「新潟は都市形態の唯一無二感が凄い。全ての人の想像を超えていってる。東日本型でも西日本型でもない新潟型だ」とのことなので仕方ない。
駅構造、のりば
在来線
単式・島式3面5線の高架駅。
特急電車は原則5番乗り場から発車する。
5番乗り場から新幹線の対面乗換が可能となっている。
新幹線
3面4線の高架駅。
11番乗り場は5番乗り場と乗り継ぎ改札を介して対面乗り換えが可能。
利用状況
- 2018年度(平成30年度)の1日平均乗車人員は37,472人である。
- 関東以外のJR東日本の駅では仙台駅に次いで2位。
利用状況比較表
年度 | 乗車人員 | 乗降人員 |
---|---|---|
2008年(平成20年)度 | 37,012人 | 74,024人 |
2009年(平成21年)度 | 36,396人 | 72,792人 |
2010年(平成22年)度 | 36,269人 | 72,538人 |
2011年(平成23年)度 | 36,711人 | 73,422人 |
2012年(平成24年)度 | 37,322人 | 74,644人 |
2013年(平成25年)度 | 38,427人 | 76,854人 |
2014年(平成26年)度 | 38,801人 | 77,602人 |
2015年(平成27年)度 | 37,446人 | 74,892人 |
2016年(平成28年)度 | 37,345人 | 74,690人 |
2017年(平成29年)度 | 37,461人 | 74,922人 |
2018年(平成30年)度 | 37,472人 | 74,944人 |
所属路線
関連項目
富山駅 金沢駅 福井駅:同じく高架化された北陸の県庁所在地駅。こちらは駅舎に金をかけるJR西日本であるため建物はかなり豪華。一方長らく自動改札機が無かった。