概要
東海とは国鉄時代に運行が開始され、民営化後もJR東海とJR東日本で運行されていた列車である。
新幹線と並行する区間を走る数少ない優等列車として知られ、グリーン車を含む165系の長編成が最後まで見られたこともあり、急行時代は特に有名な列車の一つであった。
東海の歴史
1955年に東京駅~名古屋駅間を結ぶ準急としてスタートし、1966年3月に急行へ格上げ。
その後、1972年に運行区間が東京駅~静岡駅間と縮小されながらも、1986年以降は東海道線唯一の昼行急行列車として運転された。
1996年3月のダイヤ改正で遂に特急へ格上げされ、これまで使用されてきた165系からJR東海の373系へと世代交代も行われた。
しかし、特急への格上げで新幹線との運賃格差が縮まったことから利用客が減少。
2007年3月のダイヤ改正に伴い運転終了となった。
余談
153系や165系の通称である「東海型」は、本列車に由来する。プラレールのロングセラーだった165系の商品名が「東海型急行電車」だったこともあり、この名前を憶えて育った人は多いだろう。
使用車両
関連イラスト