概要
静岡市清水区相生町にある静岡鉄道静岡清水線の終点(S15)。
沿革
1908年(明治41年)5月18日 初代静岡鉄道の辻村駅として開業。初代静鉄は3ヶ月後に大日本軌道に譲渡され、当駅は大日本軌道時代の1918年(大正7年)には江尻新道駅に改称した。
1919年(大正8年)5月1日 大日本軌道より静岡清水線が駿遠電気(のち静岡電気鉄道を経て、戦時統合により2代目静岡鉄道となる)に移管。その14年後の1933年(昭和8年)3月29日に清水相生町駅に改称している。
1954年(昭和29年)10月1日 新清水駅に改称。
1975年までは駅前を同社の清水市内線(1974年7月7日の七夕豪雨で運転休止になった後、そのまま廃止)が経由していた。
駅構造
内側が乗車用、外側が降車用に分離された櫛形ホーム3面2線の地上駅。かつてはさらに3番線があり、2番線の降車ホーム側との間に設けられていた、現在は使用されていない単式ホームがこれにあたる。その3番線はかつては清水市内線とつながっており、静岡清水線と清水市内線の直通運転は行われなかったが、架線電圧が同じであったため長沼駅併設の車両基地への車両回送や夜間等の留置線としても使用されていた。
のりば | 方向 | 行き先 |
---|---|---|
1・2 | 西行 | 長沼・新静岡行き |
改札口はかつて清水市内線(市電)が走っていた国道149号線に面する大きな改札口(正面口)と、新静岡側の市道に出る小さな改札口(巴町口)がある。
隣の駅
利用状況
- 2019年(令和元年)度の1日平均の乗車人員は3,065人、降車人員は3,364人。合計した乗降人員は6,429人である(静岡県統計書より)。
利用状況比較表
年度 | 乗降人員 |
---|---|
2008年(平成20年)度 | 6,587人 |
2009年(平成21年)度 | 6,163人 |
2010年(平成22年)度 | 7,093人 |
2011年(平成23年)度 | 7,249人 |
2012年(平成24年)度 | 7,304人 |
2013年(平成25年)度 | 6,594人 |
2014年(平成26年)度 | 6,511人 |
2015年(平成27年)度 | 6,384人 |
2016年(平成28年)度 | 6,425人 |
2017年(平成29年)度 | 6,422人 |
2018年(平成30年)度 | 6,393人 |
2019年(令和元年)度 | 6,429人 |
余談
ホームに入線する手前、踏切の先から速度制限が25km/hと極端に下げられた急なカーブと勾配が存在する。かつてはこの踏切の位置に両渡り線が存在したが、後に巴川橋梁を渡った新静岡側に移設されている。
映画のロケ地として
巴川橋梁は、静岡鉄道の協力で1985年に公開された映画「ビーバップ・ハイスクール」の1作目において、電車内での乱闘の挙句に走行中の電車のドアが開き川に落ちるスタントシーンが撮影された場所として使用されている。