長崎県(JR九州、長崎電気軌道)
JR九州
1905年4月5日に2代目長崎駅として開業(初代は浦上駅に改称)。
かつては、さらに線路が延びて「長崎港(ながさきみなと)駅」も存在しており戦前は上海行き航路と連絡、戦後は貨物駅として機能していたが、国鉄分割民営化時に廃止されて今では完全な行き止まり式駅となった。
2020年3月に高架化が行われ、現在の駅舎になった。
ホームは、在来線が切り欠きを含む2面5線で、4番線が切り欠きホームになっている。各ホームの長さが違うため、当初は入線出来る車両が限られていた。
2022年9月23日より長崎本線肥前浜駅~長崎駅間の電化が廃止になり、発着する在来線は全て気動車になったため、架線も撤去された一方、ほとんどの定期旅客列車はYC1系の2〜4両編成で運用されているため、4番線を除き、入線時の制約がなくなっている。
大村線直通列車は、シーサイドライナー(快速・区間快速)は長崎トンネル~市布駅経由だが、普通列車は元々非電化の長与駅経由が多い。
在来線特急かもめは、3・5番線を使用していた。
新幹線ホームは2面4線で、8両分の長さがあるが、当面は6両分のみを使用する。
2022年9月23日の西九州新幹線開業より使用を開始した。
地上時代
ホームは3面5線で、0番線のみ単式、その他が島式だった。
余談
- 2022年現在、全国の都道府県庁所在駅の中では高松駅(JR四国)、青森駅との計3駅のみの「片方向にしか列車が出ない行き止まり駅」である(他はいずれかの路線の途中駅かスルー運転可能な路線がある)。なお、ホーム形態は高架化前の当駅と高松駅が頭端式ホーム、現在の当駅と青森駅は島式ホーム。
- Pixivにおける本項目タグはこの駅に関するイラストで占められている。
長崎電気軌道
長崎市大黒町にある長崎電気軌道本線と桜町線の停留場(27)。
相対式ホーム2面2線だが、ホーム有効長は40mもあり、本線の起点にあたる赤迫停留場に次いで長くなっており、1系統、3系統とで前後にホームを分けている。
のりば | 路線 | 方向 | 行き先 | 次の停留場 |
---|---|---|---|---|
東側前方 | 桜町線 | 東行 | 3系統 蛍茶屋行き | 桜町停留場(44) |
東側後方 | 本線 | 南行 | 1系統 崇福寺行き | 五島町停留場(28) |
西側 | 本線 | 北行 | 1・3系統 浦上車庫前・赤迫行き | 八千代町停留場(26) |
ホームの両端に横断歩道橋が接続するが、停留場につながるのはこの歩道橋のみであり、高齢者や大きな荷物を抱える旅行者にとっては使いにくい。このため停留場の3線化とバリアフリー化の計画がある。
高知県(とさでん交通)
土佐電気鉄道の停留場として1911年1月27日開業した。
その他の長崎駅
山形県(羽前長崎駅)
駅名は近辺の大字に由来。また中山町役場の最寄駅でもある。
東京都(東長崎駅)
池袋線系統の前身にあたる武蔵野鉄道の駅として開業し、時すでに前述の長崎駅があったこともあり、東京を示す「東」を駅名に付した(現在の所在地は単に長崎)。
2面4線の地上駅で、各駅停車のみ停車するが、その構造を生かし、ここで特急・急行などの待避を行うことも多い。
数多くのマンガ家を輩出した「トキワ荘」が近辺にあったことでも知られている。