概要
高知県内の3つの交通会社、路面電車の「土佐電気鉄道」、バスの「高知県交通」と「土佐電ドリームサービス」の経営統合によって2014年10月1日に設立された。
交通系ICカード「ですか」の運営会社株式会社ですか、高知県交通の分社バス会社である高知西南交通(四万十市本社、宿毛市・土佐清水市・大月町・黒潮町乗り入れ)、高知高陵交通(須崎市本社、檮原町発祥、他佐川町・中土佐町・四万十町など高岡郡各町乗り入れ)、高知東部交通(安芸市本社、高知市南東部・南国市・室戸市・東陽町・奈半利町・馬路村など安芸郡各町村に乗り入れ)、県交北部交通(旧鏡村本社、旧土佐山村・いの町・高知市内北部乗り入れ)を傘下に収める。
路面電車は県唯一の電車である(同じ高知県を走るJR及び土佐くろしお鉄道の車両は気動車という別物のため)。伊野線(はりまや橋~伊野間11.2km)・後免線(後免町~はりまや橋間10.9km)・桟橋線(高知駅前~桟橋通五丁目間3.2km)の3路線を営業している。
ノルウェー・オーストリア・ポルトガルなど海外出身の車両がいるのが特徴。
ほかの現役車については1960年代以前に製造された古い車両が多く、車体の老朽化が懸念される。
低床車両は2002年導入の100形「ハートラム」、2018年導入の3000形「ハートラムⅡ」の2種類があるがいずれも少数派。
余談
後免線の「一条橋電停」から、隣の「清和学園前電停」は「日本一短い隣接駅間距離」(2016年12月現在)として知られており、駅間なんと84mという驚きの短さである。