概要
安芸郡の東洋町(北東)、奈半利町(西)、北川村(北西)に、それぞれ接する。
四国八十八箇所(お遍路)あたりを(特にツアーなどで)かじっていると隣が徳島県と勘違いしてしまいやすい(室戸岬の「24番・最御崎寺」の前は、徳島県美波町日和佐地域の「23番・薬王寺」で、四国別格二十霊場を含めてすら前札所は徳島県海陽町の「別格4番・鯖大師本坊八坂寺」である)が、徳島とは隣接していない。東洋町を忘れないであげてください。
ちなみに、その四国八十八箇所においては番外札所である「御厨人窟」があり、本札所として「24番・最御崎寺」から「26番・金剛頂寺」まで三ヶ所の札所が室戸市に存在している(→室戸岬、東寺も参照)。金剛頂寺の次の札所は安芸郡安田町の「神峯寺」となる。
1959年市制。遠洋漁業の基地。夏から秋にかけては台風の襲来が多い。面積は248.18平方キロメートル、人口1万3524(2015)。
市内には鉄道が無い。
徳島県から繋がる阿佐海岸鉄道阿佐東線は北隣の東洋町にある甲浦信号所&DMV甲浦停留所(旧・甲浦駅)まで、高知側から繋がる土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線は西隣の奈半利町にある奈半利駅まで、それぞれ繋がっているが、それ以上の鉄路延伸は叶わずに終わっている。
バスは高知東部交通・室戸営業所の管内。
安芸市から東陽町までの範囲を、およそ9路線程度で結んでいる。