概要
高知県安芸郡にある町である。西は北川村、南は室戸市、北は徳島県海部郡海陽町に、それぞれ隣接している。
大半が山林で、室戸阿南海岸国定公園に含まれる。太平洋に面したリアス式海岸が広がり、海岸段丘の地形で山々が海に迫る。海岸沿いの帯状の平地に国道55号(東土佐街道)が通り、沿線に集落がある。産業は水産業のほか、林業や果樹栽培。かつてはカツオ漁や捕鯨も行われ、現在では沿岸漁業が主。野根川上流は多雨地域で近世から良材を産した。
四国八十八箇所では23番札所の薬王寺(海部郡美波町)から番外霊場(真言宗の聖地)御厨人窟および24番札所の最御崎寺(室戸市/室戸岬)への通過地点であり、基本スルーされる。
関連巡礼である、四国別格二十霊場でも4番札所の鯖大師本坊(海陽町)から室戸岬への通過地点であるため、やっぱりスルー(なお二十霊場の5番は須崎市にある)。
ただし、野根にある明徳寺が「弘法大師の杖突き水」の伝承地であるため番外霊場とされており、余裕のある遍路巡礼者は拝礼に訪れる。
データ
- 総人口:2,019人(推計人口、2023年9月1日)
- 面積:74.06km2
- 郡:安芸郡
- 人口密度:27.3人/km2
歴史
1959年(昭和34年)7月1日 - 安芸郡甲浦町・野根町が合併して発足
1964年(昭和39年)11月17日 - 町章を制定。
名物・名所・縁のある著名人
- ポンカン
- 野根まんじゅう
:天皇陛下献上品のおまんじゅう
:国内初実用化がなされたバスと電車を合わせた車両。
- ビーチホッピング
:四国最大級の海上アスレチック
:旧野根町生まれ