概要
1978年、夢想花でデビュー。80万枚のセールスを記録する大ヒットとなり、一躍有名になる。
しかしその後は泣かず飛ばずで、いわゆる「一発屋」の代表格となってしまう。
それから約10年後、島田紳助にタレントとしての才能を見出され、歌手としてではなくバラエティタレントとして復活を遂げる。時に「町議会議員みたいな格好(テレビ番組に出演する時はその様に評されるが、ライブの時にはダンディ坂野の様な「原色のスーツ」で登場する事が多い)」などと揶揄されながらも、円本人は(経緯はともかく)紳助の「お膳立て」には感謝しているという。
関西圏では毎日のようにテレビに出演するなどタレントとして安定した人気を獲得し、2008年のNHK連続テレビ小説「だんだん」では経験を活かした?ディレクター役を好演。
本当に「一発屋」なのか?
ただし、彼を「単なる一発屋」として語るのは難しい面もある。
紳助「円さんはいっぱいヒット曲だしてんねんで、『夢想花』『とんでとんで』『まわってまわって』…」
円「全部一緒(の曲)や! なんでメドレーみたいになっとんねん!!」
上沼恵美子「アンタあの曲で『とんでとんで』って歌ってたら、自分の方が飛んでったな」
…などというテレビ番組でのやりとり(該当番組や似た様な発言が複数あるが、要約するとだいたい上記の様になる)がテンプレ化した結果「円広志は一発屋」だという見方が強くなっていったのは事実ではある。
しかし、作曲家としての顔も持つ円は森昌子に提供した「越冬つばめ」(彼の本名である篠原義彦名義で提供)でもう一発当てている(本人曰く「あの曲の印税で僕自身も『越冬』出来た」との事)ほか、朝日放送の人気番組「探偵!ナイトスクープ」のテーマソング(ハートスランプ二人ぼっち)を歌っていることでも知られている。むしろ「ナイトスクープ」を観ている視聴者からすれば「あの人『ナイトスクープ』のテーマ曲の人だ」と認識される方が多いのである。
Pixiv内における傾向
Pixivにおいては2011年に某・魔法少女アニメが話題となり、ヒロインの名前が同じ(厳密には芸名の「苗字」とキャラの「名前」が一致)というだけで勝手に融合されてしまうといった事象が起きている。
「ボクと契約して蝶になって、夢の中へ飛んでいってよ!」