概要
福岡県出身の歌手、タレント、女優。1968年6月13日生まれ。
愛称は「もげしゃん」で、特に1980年代後半~1990年代前半にかけて、明るく突き抜けた性格のバラエティアイドルとして広く人気を博した。
NHKの『勝ち抜き歌謡天国』で準優勝し、1985年に『機動戦士Ζガンダム』の後期OP曲「水の星へ愛をこめて」でアイドル歌手としてデビューした。
アイドルとしての人気は伸び悩んだものの、1988年の『鎧伝サムライトルーパー』の後期OP曲「サムライハート」などでオタク層にじわじわ人気が広まっていった。
以降はバラドルとして1980年代のお茶の間を席巻したが、高い歌唱力を買われ1991年には劇場版アニメ『機動戦士ガンダムF91』の主題歌「ETERNALWIND〜ほほえみは光る風の中〜」を担当。
これが大ヒットした結果、歌手としての知名度も飛躍的に向上し、NHKの『紅白歌合戦』に初出場。6年連続の出場を果たした。
ガンダム歌手
デビュー以来最も多数のガンダム主題歌を担当しており、紅白で初めてガンダムの主題歌を歌ったアニソン歌手でもあることから、オタクの間では特に「ガンダム歌手」としての知名度が高い。現在は「ガンダム姐さん」「ガンダムの女神」などの異名をもつ。
かつてはアニソン出身であることを快く思わっていないような発言をしたこともある。とはいえこの点は当時の時代背景(大人のアニメ嗜好は今よりもずっと低俗扱いされていた)に加え、発言そのものが自虐ネタ的なものだったこともあり(他のアイドルの自虐に対し自身も自虐で返したような会話)、仕方ないとする声もある。
これらのエピソードが断片的に伝わっていることから「アニメオタクにすり寄っている」と批判を受けることもあるが、現在は積極的にガンダムシリーズへ楽曲を提供し、ガンダムシンガーとして活動している。
特に2018年に開催された「全ガンダム大投票」のガンダムソングス部門において「水の星へ愛をこめて」が1位、「ETERNALWIND〜ほほえみは光る風の中〜」が3位を獲得するなどファンの評価は高く、2019年にはガンダム40周年企画としてガンダムソングをカバーする企画盤「GUNDAM SONG COVERS」が発売。これが10万枚を超える大ヒットを記録した結果「日本レコード大賞」の企画賞を受賞。続編「GUNDAM SONG COVERS 2」の発売も決まり、2020年8月にはガンダムチャンネルにおいて無料LIVE配信が行われた。
関連動画
森口博子 with 寺井尚子「水の星へ愛をこめて」(森口博子「GUNDAM SONG COVERS」収録)
鳥籠の少年 (SANKYO「CRフィーバー機動戦士Zガンダム」搭載曲)
「君を見つめて -The time I'm seeing you」(アレンジ版)
「宇宙の彼方で」(「機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅳ 運命の前夜」主題歌)