国の名勝(1928年指定)、および室戸阿南海岸国定公園に指定されている。
太平洋に面した海岸線には多くの奇岩を見ることができる。
室戸岬灯台および室戸岬展望台はNPO法人地域活性化支援センターによって「恋人の聖地」に認定されている。
漁港のある水産の町でもある。むろと廃校水族館、室戸ドルフィンセンターがあり、ミネラルウォーター室戸海洋深層水でも知られる。
台風の襲来頻度が高いため、「台風銀座」と呼ばれる(室戸台風などが知られる)。
若き日の佐伯真魚(のちの弘法大師・空海)が自らの法号である「空海」を見出だした場所とされる。
現地には空海が寝泊まり修行し自らの法号を見出だした洞窟と言われる御厨人窟(みくろど)と神明窟がある。また室戸青年大師像(明星来影寺)も鎮座している。
岬の先には四国八十八箇所24番札所最御崎寺がある。
前述した「海岸線の奇岩」の中には空海の霊跡として伝承・認定されたものも複数ある。
なお高知県の中でも知られた観光地・自然公園・宗教聖地である一方、とにかくアクセスが最悪である事でも知られる。(電車は無くバスも近年は減便が進んでいる。宿泊場所も数えるほどしか無い)