概要
四国の南部にある日本でも有数の大きな湾であり、室戸岬と足摺岬までの間を指す。高知県にのみ面している。
黒潮の影響で温暖な気候と豊かな生態系があり、古くは捕鯨が行われ、現在でもカツオの一本釣りで有名である。
また、カツオクジラやマッコウクジラやハセイルカやジンベエザメやアカウミガメなども生息してホエールウォッチングも行われているという現代の本州以南では比較的豊かな海になっている。
- 「おらんくの池には潮を吹く魚が泳ぎよる」という有名な唄があり、かつては捕鯨が盛んだったが、セミクジラ、コククジラ、シロナガスクジラなどの多数の種類が消え去り、ザトウクジラが少しずつだが沿岸を通過するという状況である。
- 土佐湾のカツオクジラは、DNAによる証拠が確定したのが2024年であり、それまでは(以前からカツオクジラだという指摘はされてきたが)ニタリクジラとされてきた。
沿岸の自治体には土佐清水市などが含まれる。観光スポットとしては桂浜なども有名。