メキシコ湾
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めきしこわん
北米大陸の南西側にある広大な湾である。
北米大陸、メキシコ東海岸のユカタン半島からアメリカ合衆国南東部のフロリダ半島に至る世界最大級の湾。
面積は狭義・広義あるが、一般的には約160万㎢とされている。
大西洋の附属海であり、西方でその本海域、南方でカリブ海と接続。
キューバは双方との出口に位置する。
湾内を時計回りに海流「メキシコ湾流」が流れている。
大西洋の最重要海流であり、英語で固有名詞として単に「湾流(The gulf stream)」と言えば通常本海流を指す。
豊かな漁場であるとともに海底資源の宝庫であり、世界有数の油田地帯となっている。
2010年には原油とともに噴出する天然ガスが大爆発を起こしてパイプラインを破壊し、史上最大規模の原油流出事故が発生した。
沿岸諸国にとっては恵みの海であるとともに、ハリケーンの多発地帯という一面もある。
2021年に新種と認定されたナガスクジラ科の「ライスクジラ」が生息する世界で唯一の場所であるが、ライスクジラは発見された時点で推定生息数が残り50頭前後とされる絶滅の危機にあるとされている。
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