概要
狭義としては三浦半島と真鶴半島の間にある湾とされており、南は伊豆半島東岸の相模灘とさらに太平洋へ続く。
ただし海底の地形などから、伊豆半島の石廊崎と房総半島の野島崎までの広範囲とされる場合もある。
西岸と東岸は山や台地が海岸まで迫り、岩石地帯である磯となっているが、北岸の大部分は大規模な砂浜となっている。
黒潮の一部が流れ込む好漁場で、アジ、ブリ、シラスなどが名物である。沿岸には各自治体の小さな漁港が無数に点在している。
駿河湾と共に生物多様性が注目されており、様々なクジラ・イルカ類やウミガメやジンベエザメなどもよく見られ、水深も深く深海魚などの深海の生物相も豊かである。
この事から生物学者の多い皇族も含めた多くの研究者たちにとっても重要なフィールドとなっている。
沿岸は江の島などが江戸時代より景勝地として観光地化されており、明治時代以降は一年を通して温暖な気候を利用した避寒地としてリゾート地化が始まった。
東京23区や横浜市からも近く、現在は海水浴、釣り、サーフィン、ヨット、富裕層のクルージングなどで賑わっている。
また沿岸には、共に老舗水族館として研究や飼育成果で有名な京急油壺マリンパーク(2021年閉館)と新江ノ島水族館がある。
余談
- 『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』ではアンギラスが、『シン・ゴジラ』ではゴジラが上陸した。