概要
体長13~16m。体重16~19t、最大25t。
頭部にある3本の嶺で、他のナガスクジラ属と区別出来る。
基本的には暖かい海に生息しており、大規模な回遊を行わないという意味ではヒゲクジラ類でも少数派である。特定の海域に定住する個体群が存在するのも大きな特徴である。しかし、寒帯に回遊する個体もいる。
「ニタリクジラ複合系(Bryde’s Whale Complex)」というカテゴリーが存在し、4-5以上の亜種が存在すると思われている。カツオクジラ、詳細不明の南方亜種、2021年に登録された絶滅危惧の新種ライスクジラが確認されている。
捕鯨時代と比べると生息域は減ったが、カツオクジラは現在でも日本列島の沿岸でも安定して見られる数少ないヒゲクジラ類の一種である。高知県の土佐湾や鹿児島県の野間池~甑島列島などがカツオクジラの生息地として特に知られており、ホエールウォッチングも行われている(鹿児島県では廃止)。
余談
- 『グランディア』には同名のモンスターがボスとして登場する。