1934年9月21日に高知県室戸岬付近に上陸し、関西地方(京阪神地方)を襲った猛烈な台風。
室戸岬において上陸直前に観測された「911.6ヘクトパスカル」という記録的な中心気圧は、過去に日本に上陸した台風の中では最も低い気圧として現在も更新されていない(台風の正式な統計は1951年からであるためあくまでも参考扱いであるが)。
この台風により、大阪湾などでは大規模な高潮が発生し、京阪神地方を中心に甚大な被害が生じた。激しい暴風により学校校舎なども倒壊して多くの教師や生徒などが犠牲になった。
この台風による全国の死者・行方不明者は3036人に達した。